食後すぐの歯磨きはダメ! 実は口臭予防になっていない、3つのNG習慣

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2017年02月10日 08:44  ヒトメボ

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ヒトメボ

歯磨きのタイミング、間違ってない?
普段から気をつけてはいても、いざデート前になると余計に気になるのが「口臭」。相手が不快な思いをしたらどうしようと気になって、思うようにデートを楽しめなかった…なんて経験はありませんか? そこで、口臭のことならこの先生! 日本口臭学会指導医・常任理事の本田先生にお話を伺いました。

歯磨きには効果がない!? 口臭を消すポイントは歯と歯の間のケア!

「基本的な口臭予防としてはにおいの強いものを食べないようにすればいいのですが、そうでないときも『生理的口臭』が発生することがあります。ストレスなどで口内が緊張すると、舌が動かなくなることで唾液の分泌量が減り、流れも停滞します。そのことで口内の自浄性や免疫力が低下するほか、口内が酸性に傾くため、口の中の細菌が増えて活発になるためです」(本田先生)

 皆さんが口臭予防のために良かれと思って取り入れている習慣の中には、新鮮な唾液の分泌をかえって阻害してしまうこともあるそうです。いったいどんな習慣がNGなのでしょうか。


●食後すぐの歯磨きはダメ!

「生理的口臭の原因である口内細菌は睡眠中に増加しますし、同じく口臭の元となる歯垢の量も起床時に最も多くなります。このため、起きてすぐの歯磨きでこれらを取り除くことは重要です。ですが、食後すぐの歯磨きやうがいは、大事な唾液が流れてしまうことで口の中が酸化するために菌が増え、かえって口臭が発生しやすくなってしまいます」(同)


●お茶をたくさん飲んだらダメ!

「ポリフェノール飲料(お茶や紅茶など)には一時的な消臭効果はあるものの、クロロゲン酸成分などによって唾液分泌が抑制されてしまうため、口臭予防のためには多飲しないほうがよいです。代わりに、唾液の原料に最も適している『水』を定期的に飲むようにしましょう。水以外のものを飲んだあとには、少量の水を口の中を洗い流すようにして飲むようにすると、口の中が常に清潔に保たれると同時に唾液も出やすくなります」(同)


●ガムをすぐに捨てたらダメ!

「味がなくなるとすぐに捨ててしまう人が多いですが、香料によって消臭効果が継続する時間はごくわずか、ガムの消臭効果の多くは唾液の分泌によるものです。このため、味が無くなったガムでも『丸めて舌の上に置いておく』のがおすすめです。無意識に舌が動き口内の緊張も緩和され、新鮮なサラサラの唾液を出し続けられます。また、口呼吸を防ぎ口内が乾燥しなくなるほか、臭いの元となる舌苔(食べかすや細菌が舌に付着して白くなっているもの)も自然に取り除かれます」(同)


●意識して唾液の流れを作る「スマイル運動」

「最後に、唾液の流れを意識的に作るのに効果的な『スマイル運動』をお教え致します」(同)

1.2〜3回、口をパクパクさせる(自然排気)
2.唇を尖らせる(タコの口のように…緊張緩和の準備)
3.思い切り「イー」とする(スマイルの口を作る)
4.その状態で、舌の先を上下して、唾液をくみ出すように動かす
5.1〜4までを繰り返す。唾液が出ない時は水を含む。
6.たまった唾液で舌を口の天井にあてて、ゴシゴシして飲み干す。
7.舌の不快な味が消えるまで1〜6を続ける。
8.その後1〜4までを行い、口内を潤す。
9.スマイル状態の維持。


 初めてのデートではドキドキしすぎてちょっとしたストレスを感じてしまうこともありますよね。そんなときは、トイレでこっそりスマイル運動をして口内を潤しておくといいかもしれません。

 いちばん身近な「天然の消臭剤=唾液」の分泌を、かえって阻害したりしてしまうNG習慣。心当たりのあった方も多いのでは? せっかくのデートは素敵な会話を至近距離で楽しみたいものですね。

(相川綾香/コンセプト21)

このニュースに関するつぶやき

  • ガムねぇ。ずっとカミカミできないんですけど。どうしたらいいんでしょうか・・・。
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