ナチュラリストはなぜ薬物に手を出すのか?

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2017年02月14日 01:00  citrus

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警視庁が、作家のC・W・ニコルさんの長女で、長野県信濃町に住むと自称するニコル亜莉紗容疑者(31)を覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで2月7日に逮捕していたことが、朝日新聞による渋谷署への取材でわかった。

 

この事件を受け、citrus編集部から「ナチュラリストはなぜ薬物に手を出すのか──というテーマで一本原稿を書いてもらえませんか?」との依頼をいただいた。

 

「なぜ」って言われても……ん〜、なんでなんでしょうかね? アタシゃあソッチ方面、あんまし明るくないんですよー(T_T)。まやくに対する好奇心は完全皆無なんで。日本人離れした顔立ちやら生来の挙動不審な動作やら常に持ち歩いているパンパンのバッグやらのせいなのか、プッシャーとかとよく間違えられ、何度も職質は受けちゃうんですけど……(笑)。そんなド素人がこんなデリケートなネタ、触っていいんでしょうかね? こと今日の原稿にかぎっては、最後まで行き着けるかどうか不安でいっぱいだが、とりあえずは見切り発車でイッてみよう!

 

そもそもまず、このニコル亜莉紗ってナチュラリストなのか? だって、大麻じゃなくて覚醒剤でしょ? むっちゃケミカルですやん。おおよそは「長野に移住=ナチュラリスト」みたいなイメージなんだろう。つい最近、集団大麻所持で捕まったおっさんらが住み着いていたのも長野県の集落だったし……。

 

善良な長野県民の方々からすれば、ホント迷惑極まりない話ですよね。心中お察し致しますm(_ _)m。まあ、Iターン人気の高い都道府県(1位:沖縄県・2位:北海道・3位:長野県…出典:マイナビニュース/2015年調べ)ほどナチュラリストの標的にもなりやすい……ってことなんでしょうな。痛し痒し? 楽あれば苦あり? 帯に短しタスキに長し? 3つめはちょっと違う気もするけど(笑)。

 

ここからは、あくまで“ゴメスの主観”だと捉えていただいてけっこうだが、私は「ナチュラリスト」を躍起として自称するヒトたちのことが正直、苦手だったりする。デジタル大辞泉では「自然に関心をもって、積極的に自然と親しむ人」とあり、イコール「素晴らしいことをやっている人たち」なのに……である。

 

全員が全員そうだとは決して言わないが、おそらく「環境保護」の印籠を振りかざし、そこから自分の法律を作り上げてしまう独善性や選民性が苦手なんだと思う。ときに既存の法律をねじ曲げてまで……。「ゴミの分別がアバウトなのはけしからん」「でも、大麻はお酒、たばこ、チョコレートよりも安心で安全で多幸感を得られる最高の植物だからやりましょう」……。

 

もちろん、一般社会でこうも出鱈目なロジックがまかりとおるはずもなく、だから(ホンの一部の)急進的なナチュラリストは、勝手に自然が豊かで人の目につきにくい地にたむろし、既存の法律ですら“人為的な押しつけ”として「ケミカル」と見なし、勝手に「ここは治外法権区域ですよ」と看板を立て、「人間にとって“法律”よりも大切な“自然と協調した多幸感”」に浸る、デジャブのような日々を「永遠」と錯覚しながら過ごしていく……。

 

「麻薬」の「麻(=あさ)」という字のナチュラルな感じを拠り所にでもしているのだろうか? だったら、いっそのこと警察、いや政府レベルで「魔薬」に改名すればいい。少なくとも私は、ソッチ系のヒトたちが作り上げた法律より既存の法律のほうがよく出来ていると考えるし、麻薬に頼らずとも、美味しいゴハンを食べたり、良質な音楽を聴いたり、セックスをしたり……の行為だけで充分な多幸感を得ることができる。仮にそれが「麻薬で得た多幸感に比べたら屁みたいなもの」なんだとしても、たとえ「人生損してる」と詰られたとしても……私はこの程度の人生で全然かまわないのである。ふう、なんとか最後まで書き終えることができました(^^;)。かなり支離滅裂ではあるけれど……?

このニュースに関するつぶやき

  • 都会で育った人間や都会の喧騒に慣れた人間が田舎で暮らそうとすれば弊害が出て当たり前。都会は欲望を満たす所がたくさんあるし刺激もある。田舎にはそれらが無いから欲望を満たす事も刺激もなくなる。だから逆にストレスになるんだよね。そういう点でナチュラリストは麻薬に走り易いのかもしれない。
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