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だいすけお兄さん、たくさんの思い出をありがとう! ――『おかあさんといっしょ』キャスト交代発表

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2017年02月17日 17:53  MAMApicks

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2017年2月17日、NHK Eテレ『おかあさんといっしょ』(月〜土 8:00〜8:24)の出演者交代が発表された。

11代目うたのお兄さん、横山だいすけは3月30日の放送をもって同番組を“卒業”することになり、12代目うたのお兄さんには花田ゆういちろうが就任する。

どことなく“オフロスキー”に似た顔立ち(?)のゆういちろうお兄さんは、だいすけお兄さんと同じ国立音楽大学(声楽専攻)を卒業。2017年1月に文学座附属演劇研究所を卒業。12月生まれで、現在27歳との情報がある。

これまでに舞台などへの出演経験があり、歌唱力はもちろんのこと、『おかあさんといっしょ』の番組やファミリーコンサートでは年々求められる演技力が高まっているが、そちらも期待できそうだ。

なお、3月30日の放送では、最後にだいすけお兄さん、ゆういちろうお兄さんがそろってスタジオに登場、交代のあいさつが見られる。4月3日からは新キャストでの放送となる。

先日、“ワンワン卒業説”をNHKが公式に否定し、ほっとしたのもつかの間、子ども、ならびに小さな子を持つ親にとってもつらい別れの春となりそうだ。


■エピソードで振り返る、だいすけお兄さん
うたのお兄さんとしては歴代最長記録を樹立しただいすけお兄さんであるが、改めてプロフィールをご紹介しよう。

・横山だいすけ(『おかあさんといっしょ』11代目うたのお兄さん)
1983年5月29日生まれ、千葉県出身。
「おたんじょうびの歌」では「♪5月生まれ」のタイミングで手を挙げているのでご存じの方も多いだろう。在任期間9年という長さは、7代目うたのお兄さん・坂田おさむを超え、歴代1位である。

幼少期から歌に興味を持ち、小学校時代に合唱団に入団。高校時代から「うたのお兄さん」にあこがれ、どうしたらなれるのかを考えていた努力家である。

国立音楽大学を卒業し、うたのおにいさんになれる足がかりになれば、と劇団四季に所属。「うたのお兄さんのオーディションがあったらしい」という話をきいて、ダメ元でNHKに電話したところ、一次オーディションの追加募集を知り、そこから這い上がったという強運の持ち主である。
横山だいすけ (11代目うたのお兄さん)|国立音楽大学
http://www.kunitachi.ac.jp/introduction/kunion_cafe/interview/50on/ya/yokoyamadaisuke.html

■かぞえてんぐフォーエバー
だいすけお兄さんのヒットキャラクターといえば、水曜日に登場する「かぞえてんぐ」であろう。

2013年にはじまったこのコーナーは、Eテレ『みいつけた!』や、現在テレビ東京深夜の人気ドラマ『バイプレイヤーズ』でも脚本を担当している、ふじきみつ彦さんが担当しているのだが、いかにも“ふじき脚本”らしい、コミカルな展開が続いていく。

初回の様子は大変よく覚えている。
子どもがまったく流れについて来られず、“てんぐがダダすべりをした回”である。

それがどうだろう、じわじわと認知度と人気が上がっていき、ファミリーコンサートにも出演。「すりかえかめん」に匹敵する名物キャラクターになっていったのである。

このかぞえてんぐ、いろいろとツッコミどころが多い。
毎回ミーニャ(2016年度はチョロミー)がかごに入ったたくさんの“なにか”を持って登場、そこに現れたてんぐがこらえきれず数をかぞえはじめる、というのが毎回のパターンであるのだが、特徴的なシーンをいくつか挙げていく。

【1】人の名前をまったく覚えないかぞえてんぐ、後年しっぺ返しにあう
ミーニャが自己紹介をしたにもかかわらず、まったく名前を覚えないかぞえてんぐ。
「ねこちゃん!」と呼ばれるたび、最初こそ否定をしていた彼女も、わりと早期で心が折れて認めてしまう。そんなかぞえてんぐが、ミーニャの最終出演回ではじめて名前を呼んだとき、筆者が想定外に感動したのは、つい昨日のことのようだ。

2016年4月から、キャラクターの交代によりパートナーがチョロミーに代わると、かぞえてんぐと同じように人の名前を覚えないチョロミーから『おじさん』と呼ばれ、フリーダムなチョロミーに振りまわされる回も見られた。そう、しっぺ返しを食らっているかのように……。

もしかして、かぞえてんぐの最終回、チョロミーからはじめて名前を呼ばれる展開はあるのだろうか……?

【2】数えることにしか興味がない
基本的にかぞえてんぐは、数をかぞえること以外になんの興味もない。
何度か食べ物につられた回もあったのだが、最終的にはかぞえて満足してしまう。満足するだけならまだしも、気持ちが高ぶって変なテンションになってしまうことも……!

そのためインターネットの一部の層からは、ひそかに「かぞえ変態」と呼ばれている、かぞえてんぐである。人気が故か、2016年の夏スペシャルでは、かぞえてんぐの自宅が公開され、「歯ブラシの本数を数えて1日が終わる」など、謎に包まれた私生活がいくつか明らかにされた。

【3】鼻から無茶なものを出す
数をかぞえて満足したかぞえ天狗は、鼻の先からなにかを出すのがお約束だが、最初こそお花が咲くのみだったところ、だんだん無茶ブリがエスカレート。その日数えたものや、季節にちなんだものが出るようになり、時々引っかかってしまうハプニングも。

2014年、クリスマスツリーの回では、なにかあったのか、完全にお兄さんがふきだしてしまうというアクシデントが起き、筆者はスリリングな気持ちで毎週見守るという謎の視聴習慣がついたのだった。


……そんなかぞえてんぐだが、子どもへの影響は非常に大きかった。

数字をたくさんかぞえて楽しむ喜びを子どもたちが覚え、我が家の長男は身近にあるものをとにかくかぞえるようになった。数への興味を促すという意味では、あのくらい振り切れたキャラクターが必要だったのかもしれない。

それにしても、『おかあさんといっしょ』においてあんなに属人的なキャラクターも珍しいだろう。ほかの誰があのキャラクターを演じられるというのか……。
(なお、かぞえてんぐの最終回は先日収録が終わっているとのこと)

演じるキャラクターの設定とはいえ、うたのお兄さんが番組内で「おじさん」と呼ばれるのはエポックメイキングな出来事だったが、それにより、てんぐの寿命は永遠になったのか!と思っていただけに、今回の卒業発表はやはりさみしい。

お兄さんとしては卒業するけれど、かぞえてんぐには時々帰ってきて欲しいと願う。

■だいすけお兄さんの“思い出の1曲”にメッセージを添えて!
2月の“月の歌”『やくそくハーイ!』に別れの気配を感じつつも、でも卒園シーズンだしなあ、と筆者のように不安な気持ちを抱えてきた読者もいたのではないだろうか。

現在、NHKエデュケーショナルのサイト『すくコム』では、「だいすけお兄さんの歌、思い出に残る1曲を選ぼう!」というテーマでアンケートを行っている。
https://www.sukusuku.com/contents/oka_daisuke_uta

その選択肢、なんと100曲!
歴代最長ということはそれだけ曲数も多いということで、改めてその歴史を感じるのであった。

このリスト以外にも、先輩お兄さんたちから歌い継がれている曲も多数あるのだが、筆者が個人的に数曲選ぶとすれば、以下だろうか。

『ぼよよん行進曲』
震災直後の放送で歌われたことをつい先日のように思い出す。歌詞の内容と当時の状況がシンクロして泣けてしまったのだ。ファミリーコンサートやスペシャルステージでは「♪ぼよよよ〜ん」のところで子どもを“たかいたかい”するのがお約束で、必ず盛り上がる1曲。

『赤鬼と青鬼のタンゴ』
最近カバーした曲であるが、「だいすけお兄さん、こんな発声もネタとして持っていたのか!」と驚くほど、オリジナルの尾藤イサオに寄せてきたのだ。将来、子ども向け以外の歌手活動も視野に入れているのかなと思いながら聴いていたのだが、ロックやポップスの“歌手・横山だいすけ”も見てみたい。

『モンスタップ』
だいすけお兄さんの“ミュージカル俳優としての顔”を存分に楽しめる1曲ではないだろうか。歌って踊ることのかっこよさが、だいすけお兄さんたちを通じて、子どもにはじゅうぶん伝わったと思うのだ。

そのほかにも、『だんご3兄弟』や『バンジョーのジョー』など、だいすけお兄さんを通じて息を吹き返した歌もあり、1曲にはどうしても絞れない……!というところであるが。


人形劇のキャラクターは4代と共演し、たくさんの仲間を見送ってきただいすけお兄さんが、今度は花道を歩く番となる。

3年前、収録に当選してNHKのスタジオでご本人とお会いできる機会があったのだが、やさしいだいすけお兄さんのことを、私も長男もきっと忘れないだろう。

昨年のたくみお姉さんに続いての卒業発表で、正直に申し上げれば心が追いつかないが、今後の活躍を祈り、『おかあさんといっしょ』の60周年で再び会えることを期待し、涙をふいて手を振ることにしたい。

ワシノ ミカ
1976年東京生まれ、都立北園高校出身。19歳の時にインディーズブランドを立ち上げ、以降フリーのデザイナーに。並行してWEBデザイナーとしてテレビ局等に勤務、2010年に長男を出産後は電子書籍サイトのデザイン業務を経て現在はWEBディレクター職。

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