ドラ9・佐野が存在感 DeNA過去5年のドラフト最下位指名の選手は?

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2017年02月21日 07:52  ベースボールキング

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DeNAのドラフト9位ルーキー佐野恵太
◆ ドラフト最下位指名の佐野が一発

 2016年ドラフトでDeNAチーム内では最も低い9位で指名された佐野恵太(明治大)が好調だ。

 2月17日に行われたヤクルトの練習試合で佐野は、ドラフト6位ルーキーの菊沢竜佑から左翼席へ「ドラフト指名順位は関係無い」と言わんばかりの本塁打放ってみせた。20日に行われた韓国・KIAとの練習試合でも、ヒットを放つなど奮闘する。練習試合でアピールを続ける佐野だが、ドラフト最下位指名でもシーズンに入ってから活躍できるのだろうか。過去5年DeNAのドラフト最下位指名の選手を振り返ってみたい。

◆ ドラフト最下位指名でも活躍できる?
【2016年】
野川拓斗
1年目成績:6試 0勝0敗 防2.57
通算成績:6試 0勝0敗 防2.57

 2015年の最下位指名は7位の野川拓斗(鷺宮製作所)だ。アニメ好きで「おたくと」の愛称で知られ登場曲をアニメの主題歌にした野川は1年目から中継ぎで6試合に登板。

 楽な場面での登板ではあるものの防御率2.57と及第点の成績を残している。本拠地横浜球場では登場シーンでの盛り上がりが取り上げられており、今シーズンは投球内容でファンを沸かせたい。

【2015年】
飯塚悟史
1年目成績:5試 1勝0敗 防0.60 ※二軍
通算成績:一軍登板なし

 2014年の最下位指名は7位の飯塚悟史(日本文理高)。ドラフト年の夏の甲子園で5試合に投げ、防御率2.45の成績を残しチームのベスト4進出に大きく貢献。入団1年目は故障の影響により二軍で5試合の登板のみ。

 2年目の昨季も、一軍昇格は叶わなかった。3年目の今季は、一軍初登板へ期待されるが、紅白戦で2回9失点とアピールすることができなかった。

【2014年】
山下峻
1年目成績:7試 1勝2敗1S 防3.60 ※二軍成績
通算成績:一軍登板なし

 2013年の最下位指名である6位の山下峻(松本大)は結果を残せず2016年オフに戦力外。3年間の現役生活で一軍出場を果たすことはできなかった。

【2013年】
宮崎敏郎
1年目成績:33試 率.250 本2 点5
通算成績:197試 率.283 本14 点51

 現在、レギュラー争いに参戦している2012年は宮崎敏郎(セガサミー)が6位指名で最下位だ。社会人出身ということもあり、1年目から33試合に出場。4年目の昨季は自身初となる100試合以上出場し、打率.291、11本塁打、36打点と主力として活躍。初の二桁本塁打も達成した。

【2012年】
伊藤拓郎
1年目成績:2試 0勝0敗 防0.00
通算成績:2試 0勝0敗 防0.00

 2011年の最下位指名となる9位は伊藤拓郎(帝京高)だった。スーパー1年生として話題にもなった逸材だったがプロでは一軍で2試合の登板に終わりわずか3年で戦力外。2015年からBCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスでプレー。昨シーズンは8勝2敗、防御率2.48の成績を残している。


 また、佐野の叔父にあたるソフトバンクの佐々木誠3軍監督も、1983年のドラフト会議ではチーム最終となる6位指名で南海ホークスに入団しているのだ。佐々木は南海入団からチームはダイエーにかわり、その後、西武、阪神へ移籍し2000年に引退するまでプロ生活16年を務めあげ、その間、首位打者(1992年)、盗塁王(1992,1994年)、ベストナイン6回、ゴールデングラブ4回のタイトルを獲得した。佐野はドラフト最下位指名でも、1年目から戦力になることを期待したい。

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