「夫に超絶イライラする」時、まず優先すべきコトは？ #11

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女性は産後、自分と赤ちゃんの育児でいっぱいいっぱいで、夫のことなんて考えている余裕がない！というのが本音ですよね。

ですが、夫のほうは、そんなママの豹変ぶりに頭の中は「？」がいっぱいです。

そんな夫婦のすれ違いを『出産・育児ママのトリセツ』の著者が、本の中から解説していくシリーズ連載。

今回は、前回紹介しました子育てのパートナーシップ5ヶ条の中の第2ヶ条“適度な睡眠と栄養バランスのとれた食事が大事”をご紹介します。

「夫に超絶イライラする」時、どうしたらイイ？
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そんなときに夫婦関係を改善しようと、話し合いなどをしても、たいてい逆効果です。まずは、睡眠をとって、ママ自身の疲れをとり、栄養をとりましょう。

妊娠、出産、育児にかかわるイライラはホルモンバランスの変化によって、ターボがかかって不安定になっています。そんなときに気持ちを落ち着けるのはそう簡単ではありません。

まずは疲れを解消することを優先させましょう。

睡眠時間は足りていますか？
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それよりも、あなた自身の睡眠時間は足りていますか？

2015年に、アメリカ睡眠財団（NSF）が2004年〜2014年の312本の文献をもとに各年代の理想的な睡眠時間を発表しており、成人の推奨睡眠時間は以下のようになります。

26〜64歳（成人）推奨時間：7〜9時間（許容範囲：6時間・10時間）

夜は、赤ちゃんのお世話で何度も起こされて、疲労を感じているなら、赤ちゃんがお昼に寝たときに、一緒に昼寝をしましょう。夜は寝かしつけたら一緒に寝てください。家事は二の次です。

栄養バランスのとれた食事

食事もお菓子をつまむだけでなくて栄養のとれる食事をしましょう。お惣菜でも、なんなりと利用して。

一方、授乳中は「玄米で肉抜きで和食を」といった栄養指導を受けることがあります。しかし、これは「風邪をひいたらダイコン粥」というようないわゆる民間療法です。

民間療法は、今までの経験からの知恵なのであくまで参考としましょう。

健康になるための食事療法はその時代の流行があります。糖質抜き、脂質抜き、玄米食。初めての子育てに頑張りたいママは、今まで食事に気を使っていなかった反動か、極端な“玄米菜食”をする人も中にはいます。

しかし健康になるためには、限られた食材を食べるよりも、いろいろな食材をまんべんなく食べることが重要だと筆者は思います。

イメージとしては学校給食。学校給食はよくできたバランス食です。

できれば、一日に一食くらいは、給食のような食事がお総菜などを使ってでもできるといいですね。

睡眠と食事をしっかりとれたら、いろいろなことをする力が湧いてきます。気持ちも少し落ち着くでしょう。

イライラはあなたの必要な睡眠や、栄養や自分の時間が足りていないという身体からの警告です。

適切な睡眠時間と、バランスがとれた食事が必要です。

そのために、夫、親類、ママ友、一時預かり、保育園など、頼れるものにはなんでも頼りましょう。

夫婦関係の改善や父親や母親としての自覚とかの“きれいごと”よりもあなたの健康を気にしてください。

イライラはそのバロメーターです。まずは自分を大切にすることを気を付けてみてください。

【引用・画像】

※ National Sleep Foundation (2015) HOW MUCH SLEEP DO WE REALLY NEED? – National Sleep Foundation

※ Voyagerix、fdgfoto / Shutterstock

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【著者略歴】

※ 山本ユキコ・・・心理学博士。「子育ては会社でシェアする」をキャッチフレーズに「企業の社員の子育ても、企業の仕事の一部」と、職員の子育てのチームを組織する活動を推進している、子育てフィロソフィ代表。2,000人以上の親子を指導。2児の母親。著書「出産・育児ママのトリセツ『子どもができて妻が別人になりました』というあなたへ」、「赤ちゃんがぐっすり寝てくれる奇跡の7日間プログラム」

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