禁煙の理由、「健康のため」が最多

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2017年03月09日 12:02  QLife(キューライフ)

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喫煙経験者、昨年より増加

 2月18日の「嫌煙運動の日」にちなみ、株式会社アイスタットが実施した喫煙に関する実態調査の結果、現在タバコを吸っている人は約3割と、昨年の調査に比べて微増していることがわかりました。一方、今まで吸ったことがない人は昨年より減っており、タバコを吸う人が増えているようです。

 嫌煙運動の日とは、市民団体「嫌煙権の確立を目指す人びとの会」が1978年から始めた活動で、受動喫煙の防止などを進めてきました。活動を始めた当時は、男性の喫煙率が7割を超えるなど、タバコを吸う人が圧倒的に多い社会でしたが、喫煙による健康被害や、相次ぐ値上げなどによって、タバコを取り巻く環境も変わってきました。

 20歳以上の男女300人(男性200人、女性100人)に、喫煙状況を尋ねたところ、「現在吸っている」人が30.0%、「以前は吸っていたが現在は吸っていない」人が26.0%で、これらを合わせた喫煙経験者は56%。昨年よりも7ポイント増加し、半数を超えました。対して、「今まで吸ったことがない」人は44.0%。昨年の調査では51.0%と半数以上でしたが、こちらは7ポイント減で、対照的な結果となっています。

1日の本数は「11〜20本」が断トツ

 1日の喫煙本数をみると、「11〜20本」が44.6%と最多。1日1箱以内で収まっている人が多いようです。次いで、「21〜40本(19.6%)」、「6〜10本(13.7%)」、「1〜5本(8.3%)」の順に続きます。少数派ながら、「61本以上」と答えた人も1.2%おり、ヘビースモーカーも健在です。

 禁煙に関しては、1回でも挑戦したことがあると答えた人は63%。「5回以上」と答えた人が4%と、やめたくてもやめられない現状が垣間見えます。禁煙しようと思ったきっかけは、健康のためが最も多く、「病気・入院などをきっかけに」、「医師に指導されて」といった回答も目立ちます。次に多かったのが、タバコの値上がり。年々値上がりが続くタバコですが、現在は400円台が主流となっており、お財布への“打撃”は大きそうです。

 このほか、「恋人や家族に言われて」、「子どもが産まれたから」といった理由で、禁煙に挑戦する人もおり、愛煙家にとって肩身の狭い社会になってきました。タバコを吸うのはあくまでも個人の自由とはいえ、吸わない人への気遣いは、“マナー”として忘れてほしくありませんね。(菊地 香織)

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  • 煙草の値段を大幅に上げてやればヤニ中が禁煙する理由になるんだから、さっさと上げればいいのに。居酒屋で火付けてひと吸いしたあと放置し副流煙で迷惑掛けまくりのアホウも減るだろうし。
    • イイネ!2
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