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侍JはWBC準決勝で米国に勝てるのか? 勝機は動く球対策と小林の感性

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2017年03月21日 05:12  THE PAGE

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写真決戦の地ドジャースタジアムでは米国撃破のテーマをクリアできるのか。写真は2009年WBC決勝の日本対韓国戦のセレモニー(写真:アフロスポーツ)
決戦の地ドジャースタジアムでは米国撃破のテーマをクリアできるのか。写真は2009年WBC決勝の日本対韓国戦のセレモニー(写真:アフロスポーツ)

 いよいよWBCの日本対米国の準決勝が日本時間22日午前中に近づいてきた。
 日本と米国がWBCで対戦するのは、過去に2度で1勝1敗。2006年の第1回大会では2次ラウンドで激突。今なお語り継がれるデービッドソン球審の“世紀の大誤審”問題が起きた。この試合は、イチローの先頭打者アーチで始まったが、3―3の同点で迎えた8回1死満塁から岩村のレフトへの犠牲フライには、十分のフライに三塁走者だった現阪神の西岡がタッチアップ。ホームインが一度は認められたが米国ベンチの抗議で、デービッドソン球審が判定をひっくり返した。決勝点は認めらず逆に3―4でサヨナラ負けした。

 2度目の対戦は2009年の準決勝。松坂が先発、序盤は一進一退の攻防だったが、日本は4回に5本の長短打を集中して5点を奪うビッグイニングを作り9−4で逃げ切った。最後は、ダルビッシュ有のストッパー起用で締めくくっている。米国は2番にジーター、4番にライトをすえた錚々たるメンバーだった。

 日本は米国に苦手意識はない。
 だが、19日に行われたドジャースとの最後の強化試合で日本は課題を露呈した。動くボールへの対応不足だ。なんと内野ゴロが11個。ドジャースのロバーツ監督は、「日本は基本に忠実でしっかりバットに当てて来る」と語ったが、動くボールを打たされ内野ゴロの山を築いた。

 一昨年オフにドミニカでのウインターリーグに参加した筒香(横浜DeNA)は、違和感なく対応して、2本のツーベースを放ったが、山田(ヤクルト)や鈴木(広島)らには戸惑いが見られた。
 ちなみにロバーツ監督は、筒香について「2、3打席見ただけではわからないが、メジャーでやれる潜在能力は持っている」と、絶賛している。

 ここまで1次、2次ラウンドと、打ち勝ってきたが、驚くほどのキレや精度をもってボールを動かしてきたメジャー級のピッチャーは一人もいなかった。室内のドームと、乾燥した西海岸の屋外球場であるドジャースタジアムとなると、さらにボールの動き方が変わってくる。


 しかも、米国の先発予定のナショナルズのロアークは、典型的なツーシームピッチャー。投球の50パーセント以上はツーシームで、昨年は自己最多となる16勝10敗、防御率2.83をマークした。エースのシャーザーに次ぐローテの2番手投手で、ナ・リーグの東地区優勝に貢献した。今大会は、1次ラウンドのドミニカ共和国戦に2番手で投げたが、2回持たずに3安打3失点で、まだ調整不足。日本が付け入る隙はあるようだが、簡単に攻略できる相手ではない。

 また米国は、ジャイアンツのメランソンの緊急招集を決めた。予備登録枠を使いスマイリーと入れ替えるという。メランソンは、昨年はパイレーツとナショナルズでプレーし75試合に登板、47セーブ、防御率1.64の成績を残したクローザー。彼もまたカッターでゴロを打たせるピッチングが持ち味だ。
 ブルペンは、インディアンスのアンドリュー・ミラー、ホワイトソックスのデービッド・ロバートソン、アストロズのサイドハンド、パット・ニシェック、同じくアストロズのルーク・グレガーソンと揃っていて、クローザーには、クレガーソンが回る予定で、分厚い布陣だ。

 2次ラウンドで稲葉打撃コーチは動くボール対策に「謙虚な気持ちで対応すること。強引に引っ張りにかかると思う壺になる。センターから逆方向を意識して対応する必要がある」とミーティングで語った。中田翔(日ハム)が、この日、6回にセカンドの頭の上を越すタイムリーを放ったが、理想はあの形だろう。

この日は、不振の青木(アストロズ)を6番に下げ坂本(巨人)を3番に入れる打線を試したが、メジャーの球筋に慣れている青木の3番起用と、動くボールへの対応力が高く、機動力も使える秋山(西武)の抜擢は必要なのかもしれない。
   
 動くボール対策と共に、もうひとつのテーマが先発の菅野(巨人)がゲームを作れるかどうか。カブス、ドジャース戦で、増井(日ハム)、平野(オリックス)、宮西(日ハム)、秋吉(ヤクルト)、牧田(西武)らの中継ぎ必勝パターンについての調整に目処はついた。ロバーツ監督も、「日本にはいい投手がたくさんいる。牧田のフィーリングがいい」と、キリキリ舞いさせられたサブマリン、牧田の名前を出したほど。


 問題は、先発の菅野の出来である。

 米国打線は、まさにオールスター級で、イチローの同僚でマーリンズの4番スタントンが8番を打っているほどである。しかし、打撃30傑に米国で入っているのは、打率.444、0本、4打点で14位のジャイアンツのクロフォード、打率.381、1本、5打点で26位のロイヤルズのホスマーの2人だけ。4番を任されている2年連続2冠王のロッキーズのアレナドが、打率.136、1本、3打点と“スランプ”に陥るなど、チーム打率も.248と、まだ爆発するまでに活性化していない。名将、リーランド監督のことだから、打線を改造してくるのかもしれないが、このまま眠ったままで終わらせる可能性もないわけではない。

 カギを握るのは、“WBC男”となっていて小久保監督が「一番成長した」と名指しする小林(巨人)の菅野の力を最大に引き出すリードだろう。2次ラウンドのキューバ戦では、シュート系のボールがコントロールできずに「いいボールと悪いボールがはっきりした」(菅野)と苦しんだが、瞬時に“感性”を使って菅野の状態を把握した上で最高の配球の組み立てを小林ができるかどうか。

 星野ジャパンのチーフスコアラーで配球術に詳しい三宅博さんも言う。

「1次ラウンドはまだ外中心の無難なリードだった。2次ラウンドからは成長が見られるが、さらに大胆にいかねばならない。日本と海外チームの大きな違いは、何を狙っているのか、何が苦手か、を敏感にバッテリーが察知して、配球を組み立てていく感性だと思う。海外のチームは型にはまったようなリードをしてくるが、そこが日本の長所でもあると思う」

 小林の“感性”が米国打線を不発に封じ込み、筒香、青木らが軸となり機動力を絡めて動くボールを攻略したとき、日本の米国撃破の勝機が生まれることになる。

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このニュースに関するつぶやき

  • 答えはただ1つ。先発の糞スカ野郎を無理に引っ張らない事!
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  • 楽しみな試合ですね。
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