生涯賃金から生活費を控除する逸失利益を「命の値段」と捉える限り、賃金から世話にかかる諸々を控除したら「命の値段」のマイナス査定もありうるというブーメランになぜ気付かん？

逸失利益を算出する場合は、今回のような「もしかしたら状態が好転するかもしれない」という希望的観測ではなく、「このまま行けばこうだろう」という予測に基づいて算出すべきではないだろうか。

施設が閉鎖になってるみたいだけど、この事故が原因だったとしたら、他の利用者さんや、利用する予定だった人はどうしたんだろなと。その人達が受けた不利益は、誰が保証してくれるのかな。

難しい話だよね。身体障害者ならまだしも重度知的障害者が一般人と同様に就労できる訳も無いと世間は思うけど。これからの同じようなケースの裁判にも色々と影響が出そうだよ。

同時に障碍児であれば健常者の生活以外でどうしてもかかる費用の軽減も考えて請求額を減らすのがいいと思う。そうしないと障碍児を金目的で見殺しにするケースも増えると思う。

障害者支援する連中には、このような逆ベクトルの差別が、障害者施設を激減させ、差別スパイラル化するんだと気づくやつはいねーのかよ・・・・

「平均賃金に基づき約１９４０万円と認定。施設側は管理責任を認め、慰謝料も含めて４５００万円を支払うことになった」引用。施設可哀想だね

こんな裁判をバンバン起こされたら、もうどこの施設も面倒見ない、って話になるんじゃね？重度の知的障害がある６歳児の死が、全労働者の平均賃金に基づく遺失利益があるとは到底思えんが。

これじゃあ脱走やらかす障害者を預かるのはリスキーだから断るって施設出てこない？

施設が減るか、使用料が上がるか･･･

逸失利益を命の値段なんて表現をするから、ウチの子の命の値段が安く見積もられているという話になる。もしこれを認めるなら、この子と同等の障害を持つ人は、障害年金を受ける資格がなくなることになる

でもこの障害児が成長して犯罪を犯したら、この親はこの子は健常者と同じ扱いにしてくださいなんて言わないでしょう？

健常者と同じように稼げないからと手帳を貰い、援助・給付金を受ける人でも、死亡すれば健常者同様に働けたのにって話になるわけか。都合のいい話だ。

両親は今頃笑いが止まらないだろ。おれも重度障害の息子を抱えているが、こんな馬鹿げた訴訟は起こさないよ。