1751年創業の老舗繊維商社タキヒヨーのウィメンズブランド「ベース マーク(BASE MARK)」が、2017-18年秋冬シーズンから日本での展開を開始する。デザイナーはマークスタイラーや百貨店ブランドなどで経験を積んだ金木志穂。3月21日から都内で開催されている合同展示会「ネスト プラス パッサージュ(NEST +plus PASSAG)」に参加し、日本で初披露した。
老舗繊維商社タキヒヨーの「ベース マーク」が逆上陸の画像を拡大 2015年秋冬シーズンにスタートした「ベース マーク」は、デビュー後ニューヨークで1年間展開。ブランドの軸を固める期間として2シーズンの休止を経て、今シーズン再スタートを切った。今後はニューヨークに加えて日本とパリで発表していく。日本の伝統様式や文化、思想から着想を得て、シーズンごとに遊び心の効いたディテールをデザインに取り入れ、ベーシックかつ洗練されたカジュアルスタイルを提案。素材は天然素材にこだわり、266年の歴史を持つタキヒヨーの生産背景を活かして生地は全てオリジナルで製作する。
今シーズンのテーマは、江戸時代後期に生まれた日本の美意識である「粋」。バンドカラーシャツがレイヤードされたリバーシブルのシャツ、ふっくらと余裕を持たせたシルエット、袖裏にストライプ柄やライナーの裏側に派手な色を取り入れるなど、「粋」の精神を表現した。また、着物の半襟をイメージしたマフラーやレイヤード使い、帯のモチーフが施されたベルト、二股のルームシューズなど、古典的な着物の要素を取り入れた小物も登場。中心価格帯はニットが2万〜4万円、パンツが2万〜3万円、ジャケットが5万円代、コートが12万円を予定している。有力セレクトショップ等への卸販売を想定している。
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