同作は、本日3月24日に最終回を迎えたテレビ東京系のドキュメンタリードラマ『山田孝之のカンヌ映画祭』をきっかけに生まれた映画。言葉と映像を通して「山田孝之」を3Dで体感する作品になっているという。『山田孝之のカンヌ映画祭』の最終回では同作を今年度の『カンヌ国際映画祭』に正式応募する様子が映し出された。
監督は『山田孝之のカンヌ映画祭』を手掛けた山下敦弘と松江哲明。山田に加えて、同番組にも登場した芦田愛菜が友情出演する。今回の発表とあわせて同作のポスタービジュアルが公開。テレビ東京のYouTubeチャンネルでは予告編も公開されている。
山田は同作について「この映画には僕の今までの人生とこれからの全てが詰め込まれています。それを引き出せたのは山下さんとの関係無しでは成せないことでした」と語っているほか、芦田について「僕は芦田さんと出会ったことでたくさん失い、たくさん発見することができました。いつか芦田さんのような大人になるため、山田孝之は現実をぶち壊し続けて生きていきます」とコメント。
また松江監督は「3Dだからこそ効く体感映画が完成してしまったと自負しています」、山下監督は「これは人間、山田孝之と山下敦弘のけじめとしての映画です」とのコメントを寄せている。
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■山田孝之のコメント
2016年、僕と山下さんは手を取り合い、衝突を重ね、決別し、再び手を取り合い一つの映画を完成させました。この映画には僕の今までの人生とこれからの全てが詰め込まれています。それを引き出せたのは山下さんとの関係無しでは成せないことでした。
そして、その全てを見届けてくれた芦田さん。
僕は芦田さんと出会ったことでたくさん失い、たくさん発見することができました。いつか芦田さんのような大人になるため、山田孝之は現実をぶち壊し続けて生きていきます。
■松江哲明監督のコメント
山下くんから「山田くんが自分を題材にした映画を撮りたいと言ってるんだけど」と相談され、カメラ目線でこれまでの人生を語る山田孝之を見た時、この映画は彼の脳内にダイブするようなドキュメンタリーにしなければならないと覚悟を決めました。山田くんが目からビームを発しながら訴えてくるからです、「もっと飛べ!」と。僕の勘違い、または洗脳されていただけかもしれませんが、3Dだからこそ効く体感映画が完成してしまったと自負しています。
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■山下敦弘監督のコメント
山田孝之くんとこの三年間いろいろなことがありました。
「真剣じゃないと芝居が出来ない」から始まり、しまいにはナパーム爆破してからの逃亡…。
山田くんとは二度と映画は作れないんじゃないかと諦めていましたが、この度、芦田愛菜さんのおかげで一本の映画を作ることが出来ました。これは人間、山田孝之と山下敦弘のけじめとしての映画です。
どうか皆さま劇場で見届けてください。
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