鈴鹿8耐:伊藤真一が3年ぶりに8耐へ参戦。ホンダのサプライヤー連合チームから

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2017年03月25日 23:31  AUTOSPORT web

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伊藤真一
3月24日に『第44回東京モーターサイクルショー』内で開催された『FIM世界耐久選手権最終戦 “コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第40回大会』の開催概要発表会で、ホンダが同大会に新チームを送り込むことが明かされた。

 新たに発表されたチームは『Team SuP Dream Honda(チーム・サップ・ドリーム・ホンダ)』。このチームは、ホンダに二輪パーツを供給するサプライヤー16社による連合チームで、二輪を構成する部品のスペシャリストが集結するという。

 チーム名にある『SuP』は、Supplier(サプライヤー)とPurchase(購買)を掛け合わせたもの。耐久レースを通じた開発でマシンを作り上げ、鈴鹿8耐優勝を目指す。

 チーム監督は二輪のシートやフェンダーを作成するテイ・エステック株式会社の井上満夫社長が務める。そして、チームのエースライダーには、鈴鹿8耐で歴代最多7度のポールポジションを獲得し、4度の優勝経験を持つ伊藤真一を起用することが明かされた。

 井上監督は「このチームはホンダの八郷隆弘社長が掲げているチーム・ホンダという形で、会社の垣根を越え目標をひとつにみんなで一緒にやろうというスローガンのもと、立ち上がりました」と語ると、次のようにコメント。

「(レースでは)ライダーのさまざまな要求が細かくあります。そういった意見を直接聞き、部品を開発してライダーが本当に欲しいと思っている一番いいものを作っていく。それを通じて我々部品メーカーも世界で戦っていきたい」

 3年ぶりに鈴鹿8耐に参戦する伊藤は「今回新しい取り組みでホンダと16社の皆さんのおかげでレースに出ることになりました」とコメント。

「僕は長年ライダーをやってきていますので、速く走れるマシンの開発に自信があります。優勝できるマシンを作って、チームに貢献していきたいと思います」

 なお、伊藤のチームメイトに関してはまだ決定していないとのこと。あわせて、伊藤は全日本ロードレース選手権、JSB1000クラスの開幕戦、鈴鹿2&4にも参戦することが発表されている。

 サプライヤー16社による連合チームが、どのような形に仕上がり、鈴鹿8耐に挑むのか。今後の発表が楽しみだ。

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