オーストラリアGP予選Q3でクラッシュし、10位に終わったレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドが、突然態勢が崩れてバリアにクラッシュすることを避けられなかったと語った。
Q3最初のランでクラッシュしたリカルドは、タイムを記録することができなかったため、地元グランプリの予選を10位で終えることになった。
「身体は大丈夫だけど、もちろん気持ちの上では、少しがっかりしている」とリカルドが語ったとF1公式サイトが伝えた。
「なんとか大局的な見方をしなければ。Q1で起こるよりはよかった」
「Q2で大きく進歩して、うまくいきそうに思えた。でもQ3で(最初のラップが)うまくまとまらず、ターン14で足をすくわれた。不意打ちをくらった」
「コーナーに入っていったら、リヤが乱れて、ついてないことに態勢を立て直したり、クラッシュを避けることができなかった」
「僕はバリアに突っ込むようなことがほとんどないドライバーだ。それだけに悔しい」とリカルドはHerald Sunに語っている。
「おかげで5位か6位ではなくて10位に沈んでしまった。それに、メカニックたちの仕事を増やしてしまった。本当に大変な思いをさせることになった」
「僕は自分の仕事をするつもりだ。明日はしっかり走り切ってポイントを持ち帰る。名誉を挽回するつもりだ」
リカルドは、グリップとダウンフォースが増えた今季マシンは、コントロールがきかなくなると難しいと示唆した。
「今年はグリップとダウンフォースが増えたことで、前より路面にぴったり食いつくけれど、状況によっては食いつきすぎることがある。ここから学ばなければ」
ギヤボックス交換によるグリッド降格ペナルティを受けることなく、決勝で挽回したいとリカルドは願っている。
「カーボンが飛び散って、あまりいい感じではなかった。(ダメージが)どこまで行っているのか分からない。なんとかペナルティを受けることなく明日走れればいいけどね」