平成27年8月に日本産婦人科学会による不妊の定義変更がありました。
そもそも不妊とは、“生殖年齢の男女が妊娠を希望し、ある一定期間、避妊することなく性生活を行
っているにもかかわらず、妊娠の成立をみない”状態のこと。かつてはその”一定期間”は2年とされ
ていましたが、現在では1年に短縮されました。
つまり1年間妊娠しなかったら、もう不妊という定義に当てはまってしまうのです。
今回は結婚1年で不妊治療を始めた筆者の経験をご紹介します。
筆者が不妊治療を意識し始めたのは、上記の不妊の定義がまだ2年だった頃でした。
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結婚して最初の1年間は自己流で妊活をしていました。基礎体温を測ってアプリに登録し、排卵予定
日を予測していましたが、妊娠には至りませんでした。
年齢的なものもあるのでしょうが、自己流妊活中の1年の間に、「子どもが欲しい」と言っていた周
囲の友人がほぼ100%妊娠しました。自分よりあとに結婚した人も妊娠していく中で、どんどん焦り
が募っていったのです。
定義の2年まではまだ1年ありましたが、思い切って婦人科に行ってみることにしました。残りの1年
を悶々としたまま過ごすよりも、早めに行動を起こした方が道が開けると思ったからです。
定義はあくまでも目安でしかありません。定義の期間よりも短かろうが長かろうが、自分の中で「病
院に行ってみよう」と踏ん切りがついたときこそ、不妊治療のはじめどきなのではないでしょうか?
幸か不幸か一度も婦人科にかかったことがなかったので、ネットで近所の婦人科の口コミを調べ、評
判の良いウィメンズクリニックを見つけました。ホームページに「不妊相談」とあったので、電話で
予約し、筆者の不妊治療はスタートしました。
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30歳前後の比較的若い方で、まだそれほど深刻に不妊を捉えていないのであれば、まずは近所の婦人
科で不妊相談を行っていないか調べてみるのもオススメです。
不妊専門の病院は大抵の場合ものすごく待ち時間が長いですし、基本的にはどんどんステップアップ
して高度な治療に進んでいくので、いきなりそういう病院に行くのは少しハードルが高いように思う
からです。
ただ、人気のある不妊専門病院は初診まで半年ほど待たされる場合もあります。まずは近所の婦人科
に相談に行くことから始める場合も、そのことは頭に入れておくと良いでしょう。
不妊治療は精神的にも肉体的にも金銭的にも非常に負担が大きいです。
治療中に筆者が気持ちをコントロールするために行っていたのは、“会いたいときに会いたい人にだ
け会うこと”です。
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不妊治療中で子持ちの集まりに参加するのがしんどいという方も多いと思います。筆者も子持ちの集
まり当日の朝に生理がきてしまって、とても落ち込み、体調が悪いと言って約束をドタキャンしたこ
とが何度かあります。
これから不妊治療を始める方は、可能な限り自分を甘やかし、仕事や不妊治療以外の余計なストレス
はなるべく抱え込まないことを意識してみてください。
【参考・画像】
※ お知らせ(不妊の定義の変更について) – 日本産科婦人科学会
※ puhhha、Alexander Raths / Shutterstock
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【著者略歴】
※ 笹原ひとみ・・・東京生まれ。幼稚園〜小学校2年生までをアメリカ合衆国コネチカット州で過ごした帰国子女。早稲田大学第一文学部卒。2007年映画『東京少女』のノベライズ小説を担当しライターデビュー。結婚・不妊治療・妊娠・出産を経て、活動再開。夢は売れっ子脚本家。
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