「アキコアオキ」が2度目の単独ショー 余白で表現する女性的なプロポーション

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2017年03月27日 00:04  Fashionsnap.com

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「アキコアオキ」2017年秋冬コレクション Image by: FASHIONSNAP
青木明子が手掛ける「アキコアオキ(AKIKOAOKI)」が、ファッションウィークAmazon Fashion Week TOKYO 2017 A/Wにパルコがサポートするプロジェクト「ファッション ポート ニュー イースト(FASHION PORT NEW EAST)」を通じて参加し、2017年秋冬コレクションを発表した。Primitive(=原始的な)をキーワードに、人間が持つ原始的な感覚や土着的な土臭さなどをデザインに落とし込んだ。青木自身も服作りの原点に立ち返り、仕様やディティールを見直したという。


「アキコアオキ」17年秋冬コレクションレポートの画像を拡大

 前回の2017年春夏コレクションでは、肩や腰にボリュームを持たせてウエストをコルセットやベルトで締め上げたり、「チナミ トキザワ(Chinami Tokizawa)」とのコラボレーションによりラバーシートを用いて皮膚と密着したドレスなど、女性のフォルムを強調した。これに続く2017年秋冬コレクションも身体に着目し、衣服との空間や距離感を意識したという。ストライプや千鳥格子、グレンチェックといったオーソドックスな柄を用いながら、前後左右で表情が異なるデザインが特徴。前身頃のみのビスチェや、脇を空けたりボトムに深いスリットを入れるなど、余白によってボリュームのコントラストやシェイプが際立った。ドレープとシャーリングで仕立てられたクラッシュベロアのドレスのように、布を巻いたり紐で止めたりといった原始的なアプローチを取り入れながら、女性的なプロポーションの表現をアップデートさせている。
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