Rちゃんが「自分の意見をはっきり言える」子になった理由

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2017年03月28日 21:53  &Mama

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「今日、何を食べたい?」と尋ねれば「何でもいい」。「どう思う?」と聞けば「わかんない」と返ってくる……。


これでは、いつまでたっても自分の意見をはっきりと言えるようにならないのでは? そんなご相談を受けることがあります。


これから小学校入学を控える子はなおさら、どんなことにも積極的に、意欲をもって小学校生活を取り組んでほしいですよね。


そこで今回は、自分の意見をはっきりと言えるようになるための環境づくりについて事例を元にお話ししていきます。




大きな声で発表できるようになったRちゃんの話
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“小学2年生頃までは、皆の前で発表するときはいつも声が小さく、皆に聞こえるように言えなかった”と語るRちゃんは、小学3年生。3年生になったら、皆の前で大きな声で考えを伝えることが恥ずかしくなくなったのだそうです。


理由を聞いてみると、「あのね、自信がなくて、恥ずかしかったの」とRちゃん。合っているかわからない、変なことを言って皆に笑われたらどうしようという気持ちから、皆が聞き取れなくて困っていることはわかっていても勇気が出せませんでした。


そんなRちゃんが自信をもって発表できるようになったのは、たった1回、勇気を振り絞って大きな声で発表してみたことがきっかけでした。


とても簡単な質問への答えだったため、はっきり言ってみようと思ったRちゃん。するとその日、友だちから「Rちゃんの発表、とても聞きやすかったよ」という内容の手紙をもらいました。


勇気を振り絞ってやってみたことが、友だちに認められた。そのことがとても嬉しかったRちゃんは、その後も大きな声で発表するようになりました。




経験こそ、成長への第一歩

大人にとって簡単なことでも、子どもにとってはまだ成功したことのない初めての挑戦。


“意見を言う”一つとっても、やってみて、成功して、自分ならできるという自信をつけなければ”いつでもやれる”状態にすることは難しいのです。


まずは、ハードルを下げて「今日の夕食はハンバーグと肉じゃが、どっちがいい?」などと選ぶところから始めても良いかもしれません。


自分で決めて、それを伝えることができたら、「Kくんが決めてくれたから、夕食の準備がとっても楽になったわ。ありがとう!」とその場でたっぷり認めてあげましょう。



自分で決めたことを伝え、そのことで認められる経験をたっぷり積むことで、意見を言うことへの抵抗感をなくしていきましょう。


できないことを「やりなさい!」と言っても、なかなか実践できませんよね。そんなときは、小さな行動を見逃さずに「できているよ」と気づかせてあげてください。


自分はできる、と知った子は、次もやってみたいと思えます。ぜひ、楽しく会話をしながらお子さんの意見を引き出してあげてくださいね。



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【著者略歴】


※ Nao Kiyota・・・塾講師ライター。子どもたちが“もっと夢中で”学べる環境作りに日々格闘している。美容・健康分野でも執筆活動中。【保有資格】小学校教諭/特別支援学校教諭/心理カウンセラー/ダイエットアドバイザー/リンパケアセラピスト


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