小学生の子どもたちがスマートフォンを片手に様々なアプリを使用している現代。私たちが子どもたちに学ばせるべきことは、一体何でしょうか?
そしてその骨格となるのが“小学校時代での学び”です。
今回は、保育園にお子さんを通園されているママも知っておきたい小学校教育の「今」に迫ります。
大自然の脅威や大きさを感じる体験、実際に社会に出て、大人たちの働く姿を見る経験、最新技術に触れる体験……。
小学校の現場で実践されている新たな試みには様々な種類がありますが、どれも“ホンモノを経験する”という点で共通しているのではないでしょうか。
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生きる力、自ら未来を切り開いていく力の基礎力を育む小学校現場では、機械化、電子化、情報化、そしてグローバル化した現代社会を生き抜くための経験値を高める取り組みが積極的に行われています。
子どもたちが使用する教科書を見て、「私たちの学生時代は習わなかったのに!」と筆者が学び直したものの一つに“プログラミング”があります。
プログラミングは、簡単に言えば、コンピューターが自分の考えた指示通りに動くようにコンピューターが理解できる言語で(ルールに則って)順序立てて指示を組み立てて行くことです。
一箇所でも言語を間違えたり順序が乱れたりすれば、たちまち予定通りに動かなくなる。作って終わりではなく、問題が発生すればどこに原因があるのかを見極めて修正を重ねる必要があります。
プログラミングを通して学ぶことができるのは、プログラミングの知識だけではありません。欲しいゴールに向けて、無駄がなく、スムーズに動くよう指令を組み立てる論理的思考力や、行き詰まったときに研究・改善していく試行錯誤の力、今ある便利なものを使いこなすだけでなく、新たなモノを生みだす力……。
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現代社会を生き抜くために必要な力が豊富に詰まっているのです。
今回、例としてご紹介したのはプログラミングの学習ですが、もちろん、地域や学校ごとに様々なIT教育や最新技術、そして古くからの文化の伝承などに力を注いでいます。
こうした取り組みを通して未来を背負う子どもたちに高めて欲しい力は、“本質を見抜く力”と言えるでしょう。学ぶ内容は時代や場所によって変われど、やり方そのものを知るだけでなく、そこから学び、受け継ぐべき重要なことは何かを知ること。
そしてその過程にある考え方や考え抜く姿勢自体を学ぶ重要が時間だということは変わらないはずです。
私たちにはできなかった経験ができる現代の子どもたち。その背中を押し、最大限活用して多くを自分の力に変えていけるようにサポートすることが、私たち大人に課された使命かもしれません。
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【画像】
※ Zholobov Vadim、ESB Professional / Shutterstock
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【著者略歴】
※ Nao Kiyota・・・塾講師ライター。子どもたちが“もっと夢中で”学べる環境作りに日々格闘している。美容・健康分野でも執筆活動中。【保有資格】小学校教諭/特別支援学校教諭/心理カウンセラー/ダイエットアドバイザー/リンパケアセラピスト
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