毎年、結婚や離婚にまつわるニュースが数多くありますが、昨年の「ゲス不倫」に続き、2017年はどのようなキーワードが登場してくるのでしょうか。
去年の終わり頃からの傾向としては、一連の流れからの反動なのか、離婚や不倫といったネガティブな方向より、円満な夫婦関係を築いている有名人夫婦の存在が話題になることも増えてきたようです。テレビや雑誌などで「理想の夫婦は?」というアンケートをとると、必ず上位にランキングされる有名人夫婦にも今年は変化がありました。
たとえば、「理想の夫婦」として、長年、“ぶっちぎり”でトップの座に輝いていた三浦友和さん(64)と百恵さん(57)のご夫婦。「若い頃も素敵だったけれど、年を重ねていい味のある俳優になり、お仕事も充実しているようだ」「夫の活躍もうらやましいが、潔く専業主婦として家族を支える妻としての百恵さんもカッコいい」という声も少なくありません。
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そんな三浦さんご夫婦と同じくらいの好感度で、最近、「理想の夫婦」のトップに迫って来たのが、タレントでミュージシャンのDAIGOさん(38)と女優の北川景子さん(30)の新婚夫婦。結婚会見で見せた、リードするDAIGOさんとそれを自然にフォローする北川さんの姿がほほえましく、お互いを尊重している様子が多くの人の好感を誘ったのでしょう。最近の芸能人カップルの特徴として、スターであっても私生活を無理に隠そうとしない、ナチュラルな姿勢がかえって爽やかさを感じさせるものにもなっているのかもしれません。
そういう意味では、昨年、双子を出産したというおめでたいニュースがあった、俳優の東出昌大さん(28)と女優の杏さん(30)も、今どきの自然体で魅力的な夫婦といえるでしょう。メディアの取材陣に対して厳戒にガードをかためるわけではなく、あけすけにプライベートを語るわけでもない。ほどよい距離感が好感度を高めているいい例でしょう。
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“支え合う夫婦”を象徴する夫婦としては、市川海老蔵さん(38)と小林麻央さん(34)のご夫婦もはずせません。結婚するまでは、昔から人気のある歌舞伎役者ならではのやんちゃな一面も何かと話題になっていた海老蔵さんですが、闘病中の妻のために献身的に尽くす夫として新たな顔を見せたことで、ファンになった女性も多いのではないでしょうか。「自分が病気になった時、はたして自分の夫も海老蔵さんのように献身的に私に尽くしてくれるのだろうか」と自分たち夫婦のあり方に思いを馳せた妻たちも、私の周りに大勢いたほどです。夫婦の絆の深さを改めて考えるきっかけになった有名人夫婦のケースでしょう。
いずれにしても、妻が全面に立つわけではないものの、じつはしっかりと夫を支えていること。そして、そんな妻がいるおかげで、夫は仕事も充実し、輝いていることが、今年っぽさを象徴する好感度の高い夫婦であることはたしか。「ゲス不倫」とは無縁で、夫のほうに「今のところ、浮気しそうにない」というイメージがあることも大事なポイントになっているようです。
2017年は、どんな夫婦が「理想の夫婦」に選ばれるのか、今から楽しみです。
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