〜Vol.8〜 日本が加盟してから、60周年。日本と国際連合のつながり方。

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2017年04月04日 19:43  スタディサプリ進路

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スタディサプリ進路

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2016年は、日本が国際連合に80番目に加盟してからちょうど60年目の年。 日本は、アメリカについで第2位の分担金拠出国であり、安全保障理事会の非常任理事国にもたびたび選ばれており、今年からは、国連加盟国の中でも最多の11回目の安保理非常任理事国を務めています。 その国連と日本の結びつき方について根本由梨奈さんに聞きました。 学校の授業で習ったかもしれませんが、第2次世界大戦の反省を踏まえて1945年に設立されたのが国際連合です。 世界の平和やその維持、国同士の友好関係を支え、人道的問題の解決や、世界の人々の人権や自由を助けることが目的。 1つの国だけではなしとげられないような壮大な計画でも、193国の加盟国が協力し合うことで少しずつ世界の課題を解決しているのです。 そのため、みなさんがご存知のUNICEFやWFP、さらに多数の機関が世界中の問題と向き合っています。 私は、その機関の一つ、UNHCR(国際難民機関)でインターンをする機会がありました。 そこで知ったことは難民にとってのUNHCRは「最後の救い」ということ。 必死な想いでたどり着いた難民にできるだけ、応えられるように一生懸命、手をつくしている職員の真剣さを肌で感じることができたのです。 加入国がニューヨークに集結する、毎年9月の国連総会。 【2016年第71回国連総会の様子】(写真提供:UN Photo/Manuel Elias) この国連総会は、各国の要人が集まるため、国連総会だけでなく日本独自の外交のためにも、とても重要な期間でもあります。 どんな国と何を話すべきなのか、という検討の段階から、その段取りも併せて担当していました。 日本として話しておきたい国々に連絡をとり、その会談の約束を取り付けていくのです。 このタイミングを逃せない国がたくさんあるため、総理のスケジュールはほぼ分刻み。 議論が白熱してしまい時間が伸びてしまうと、そのあとに控えている会談にも響いてしまうため少しピリピリとしたムードになるときも…。 しかし、実際に国や世界が動いているという場に立ち会うことができ、これまでにない良い経験となりました。 求む、日本人職員。国際機関には日本人が足りていません。 私の受験勉強には、正直言ってびっくりするようなワザや秘訣はありません。 ただコツコツと進めるだけでした。 しかし、その「コツコツ進める」ための秘訣として、オススメしたいのが勉強をルーティン化すること。 「朝の時間は学校で、夕方から夜にかけては図書館で」と場所や時間帯を最初に決めてしまうのです。 どこで勉強しようか、いつ勉強しようかと迷いが生まれてしまうと、そこに「休んでしまいたい」という気持ちが入ってきます。 そこで、ほぼ強制的に、このタイムスケジュールで勉強をしていると不思議と身体がこのリズムに慣れてくるものです。 そうなったらしめたもの。あとはやるべき科目を着々と進めるだけです。 高校生のみなさんへ 国際連合への加盟60周年を記念して作ったのが、このトートバッグです。 水色は国連旗から、赤色は日本の国旗を表しています。 真ん中に見えるたくさんの旗は、世界各国の国旗が平和の風でなびいている様子です。 戦後、国際社会への復帰がかない、国際連合に加盟して60年が経ちました。 今年は記念として様々なイベントが催されます。 ぜひ参加してみてください。 プロフィール

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