力仕事だけではない!デスクワークに潜む腰痛リスク

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2017年04月11日 12:01  QLife(キューライフ)

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QLife(キューライフ)

デスクワークの9割以上が腰痛を経験


画像はリリースより

 日本人の約80%が、人生で一度は経験するといわれる「腰痛」。ギックリ腰のような急性のものから、痛みが続く慢性的なものまで症状はさまざまですが、いずれにしても日常生活への影響は大きく、厄介なものです。

 株式会社ドリームでは、10〜70代の男女(男性493人、女性1,213人)を対象に「腰痛調査2017」を実施。腰痛と座っている時間や姿勢、職業や生活習慣などの関連性を調べました。

 腰痛といえば、重い荷物を持ち上げたり、体をハードに動かしたりする仕事に多いイメージがありますが、そうとは限らないようです。職業別の罹患率をみると、「運輸・宅配」、「介護・看護」といった体を動かす仕事と「事務職・デスクワーク」の罹患割合はどちらも9割以上で、職種に限らず、腰痛を経験している人は多くなっています。

骨盤の傾きが再発に影響?

 座り時間の長さと腰痛の罹患頻度との関係をみると、座り時間が長いほど、6回以上腰痛を罹患している人の割合が高いことがわかりました。1日の平均座り時間が15時間以上では、ほぼ半数の人が15回以上も腰痛を繰り返していると回答。長時間座り続けることで、腰に負担がかかり、腰痛が再発しやすくなる傾向が読み取れます。

 また、骨盤の位置との関係を調べた結果、骨盤が前傾・後傾いずれかの兆候がある人の方が、何度も腰痛になっていることが判明しました。骨盤の位置は、仰向けに寝たとき、腰部にどれくらい隙間ができるかで自己判断してもらい、隙間に手が2枚入ると「前傾気味」、同様に1枚は「ほぼニュートラル」、全く隙間がないと「後傾気味」としました。

 調査では、9割以上が「座り姿勢と腰痛に関係性がある」と答えていますが、実際にグッズや運動などで腰痛対策をしている人は20%以下でした。手軽にできる解消法としては、腰回りの筋肉を動かすこともそのひとつ。腰周りの筋肉が固まって血流が悪くなると、腰痛につながる可能性があるので、日ごろから筋肉を動かして固まりにくくさせることが大切です。デスクワークで長時間座りっぱなしという方は、適度に休憩を挟むなど、腰痛対策を心がけましょう。(菊地 香織)

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