これからますます気温が上がり暖かくなってくると、外に出かける機会も増えます。青空の下で食べるお弁当は格別ですよね。食べ終わったあとにフルーツがあると、さらに幸せな気分になります。でも、フルーツは時間がたつと変色してしまうものが多い。変色したフルーツを見ると、なんとなく気分も萎えてしまいます。そこで今回は、料理研究家の筆者が「フルーツの変色を防ぐ方法」をご紹介します。
■変色の原因はポリフェノール
バナナやリンゴといったフルーツが時間が経つことで茶色く変色してしまうのは、ポリフェノールという成分が原因です。空気に触れることで酸化してしまうからです。これを防ぐのによく用いられているのが、塩水に漬ける方法ですが、面倒だったり、塩味が付いてしまうのを好まない方もいるので、いくつか別の方法をご紹介します。
■変色を防ぐ方法
砂糖水でコーティング
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砂糖を溶かした水につけると切り口の表面がコーティングされ、空気に触れるのを防ぎ、酸化が軽減されます。他にも、缶詰のシロップや蜂蜜なども同様の効果が見込めます。浸すとほんのりと甘みが付くので、お子さまなどのお弁当にも相応しい方法です。
クエン酸の効果で
柑橘系のフルーツに含まれているビタミンCやクエン酸にも、変色を防ぐ効果が期待できます。ですから、レモンなどの柑橘系果実の搾り汁などに浸すのも良い方法です。100%ジュースなども利用できますね。
炭酸飲料に浸しても◎
柑橘系の果実が含まれた炭酸飲料であれば、砂糖だけではなく、ビタミンCやクエン酸も含まれているものもあります。フルーツを浸せば変色防止には非常に有効。ただ、そのためだけに炭酸飲料を使うのはもったいないので、お弁当に入れるよりもホームパーティーなどでフルーツポンチを作るといつまでも色鮮やかなままの果実を楽しむことができます。
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いかがでしたか? お弁当箱を開けた時に目に映る色の鮮やかさは、とても食欲を刺激します。せっかく作るのですから、美味しく食べてもらえるよう、細部まで工夫できるといいですね。 (料理研究家 オガワ チエコ)
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