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日本人女性監督初!カンヌ映画祭「批評家週間」に平柳敦子監督の作品が選出【第70回カンヌ国際映画祭】

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2017年04月21日 20:58  シネマトゥデイ

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写真なんか楽しそう!写真は寺島しのぶ主演『オー・ルーシー!(原題) / Oh Lucy!』より
なんか楽しそう!写真は寺島しのぶ主演『オー・ルーシー!(原題) / Oh Lucy!』より

 寺島しのぶが主演し、新進気鋭の映画監督・平柳敦子がメガホンを取った映画『オー・ルーシー!(原題) / Oh Lucy!』が、日本人女性監督の作品として初めて、日本人監督作品としては『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(吉田大八監督)以来10年ぶりに、カンヌ国際映画祭の関連部門「批評家週間」に選出されたことが21日、明らかになった。平柳監督は「現在の混沌とした世界情勢の中、カンヌという場で『映画』を通して少しでも色々な国の皆さんと繋がりが持てることを何よりも嬉しく思います」と喜びのコメントを発表している。


 「批評家週間」は、新たな才能を発掘するために設けられた部門で、デビューから2作目までの監督の作品が対象。フランス映画批評家組合が主催していて、カンヌ国際映画祭からは独立した部門だが、映画祭時期に合わせて毎年開催されており、フランス監督協会が行う「監督週間」とともに新人監督の登竜門として世界的に知られている。


 そして今回その批評家週間部門に選出された『オー・ルーシー!(原題)』は日米合作の映画で、平柳監督の長編デビュー作品。ニューヨーク大学大学院の修了作品として平柳監督がつくりあげた短編映画に、新たな物語が書き加えられている。短編では桃井かおりが主役を務めているが、桃井の住むアメリカ・ロサンゼルスまで平柳監督が自ら行って直接交渉し、出演が実現したという経緯がある。同短編は2014年にカンヌ国際映画祭の学生映画部門「シネフォンダシオン」で2位に入賞するという快挙を達成しており、日本人の受賞はこの時が初めてだった。


 『オー・ルーシー!(原題)』には寺島のほか、南果歩、忽那汐里、役所広司、さらには『パール・ハーバー』などで知られるハリウッドスターのジョシュ・ハートネットとそうそうたる顔ぶれが集結している。何事にも満たされない日々を過ごしていた43歳の独身OL・節子(寺島)が、ふと立ち寄った英会話教室のアメリカ人講師のジョン(ジョシュ)に恋をし、東京とロサンゼルスで大騒動を巻き起こすというユーモアたっぷりのストーリーだ。


 今回の選出を受け、キャスト陣はそれぞれ「カンヌ映画祭は主人の母国であるフランスの映画祭なので、家族ともども喜んでおります。海外の方々に、この映画を観ていただけることが嬉しくてなりません」(寺島)、「カンヌ国際映画祭に出品されるという知らせを監督から直接受け取りました。カンヌでどんな風に受け止められるのか、ドキドキしながらも楽しみでなりません」(南)、「この作品がたくさんのお客様に観ていただけることがとても楽しみです。監督おめでとうございます!」(忽那)、「きっとカンヌ国際映画祭のお客様に愛される作品だと信じています」(役所)とコメントしている。(平柳監督の「柳」は正式には旧字体)(編集部・海江田宗)


■平柳敦子(ひらやなぎ あつこ)監督

長野県生まれ、千葉県育ち。ニューヨーク大学大学院映画制作学科卒業。在学中に制作した短編映画『もう一回』は「SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2012」でグランプリを獲得した。サンフランシスコ在住。二児の母。極真空手黒帯初段の保持者でもある。


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