ゴールまで300m ロンドンマラソンで自分のレースを諦め、他の走者を助けたランナー<動画あり>

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2017年04月24日 18:33  Techinsight Japan

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Techinsight Japan

ゴール前で他の走者に寄り添う男性(出典:https://twitter.com/LondonMarathon)
4月23日に開催された第37回ロンドンマラソンで、ゴールまであと300メートルというところで自分のレースを諦め、足がもつれてよろめく走者をアシストしながらゴールした男性が「真のスポーツマンシップを見せてくれた」と話題になっている。この様子はロンドンマラソンの公式Twitterにもアップされ拡散している。

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1981年にスタートしたロンドンマラソンは、エントリー数が4万人を超えるほどの人気の祭典である。今月23日に行われたレースでもたくさんの人が応援に駆け付け、街中が賑わいを見せた。そんな中でひと際注目を浴びたのが、ゴールまであと300メートルというところで、足がもつれる男性をアシストし、ゴールまで寄り添ったスウォンジー・ハリアーズ・アスレティック・クラブ(Swansea Harriers Athletics Club)のマシュー・リースさんだ。

マシューさんは『BBC News』のインタビューにこう語っている。

「最終コーナーに差し掛かった時、足がふらついて立ち上がることができずにいる男性が目に飛び込んできました。私はそばに近づき『ゴールまではもう見えてるぞ。頑張ろう。一緒にゴールしようじゃないか』と話しかけ、彼をアシストしました。」

男性はチョールトン出身のランナー、デイビッド・ワイスさんで「マシューさんには、私に構わずゴールするように伝えました。でも彼はそばに寄り添って、励まし続けてくれたのです」とその時のことを振り返る。

この様子はテレビでも中継されており、デイビッドさんがマシューさんや周りの応援に応えるかのように前を見据え、“よし”と気合を入れている様子が放送された。実況アナウンサーも「これぞ、ロンドンマラソン。自分を犠牲にしても他のランナーを助けるというこの精神は見習うべき。素晴らしい」と絶賛している。

この後ボランティアの男性が駆け付け、デイビッドさんは2人に肩を支えられるようにしてゴールした。正式記録としては認められないものの、2時間52分26秒での立派なゴールだ。マシューさんは「記録よりも彼と一緒にゴールすることだけを考えていました。周りの応援が私たちを後押ししてくれました」と話している。

マラソンにドラマはつきものである。2015年10月のシカゴマラソンでは、背中に“シングル”と書き恋人募集した男性が注目を浴びた。また昨年イギリスで行われた「Parkrun」というマラソン大会では51歳の男性が心臓発作を起こしながらも懸命な走りを続け、ゴールまで完走して人々を驚かせていた。



出典:https://twitter.com/LondonMarathon
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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  • ドラマはする側で無く見てる者が感動した時生まれる��ʥѡ���
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