「銀座ロフト」は1千坪の大型旗艦店に "普通の雑貨店"からの脱却を目指す

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2017年04月26日 17:44  Fashionsnap.com

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(左から)猿田彦珈琲のバリスタ大塚朝之、モデルの田中里奈、ロフトの藤野秀敏執行役員 銀座ロフト開店準備室長、安藤公基代表取締役社長、水野貴思執行役員 商品部長、ねんドルの岡田ひとみ、料理人の森枝幹 Image by: FASHIONSNAP
ロフトが4月26日、6月23日に銀座ベルビア館内にオープンする「銀座ロフト」の概要を発表した。営業面積は1002坪と渋谷ロフトに次ぐスケールで、同月に閉店する有楽町ロフトに代わるフラッグシップショップとして展開。「有楽町ロフトの利用客をはじめとする客層を裏切らないMD」としてモノとコトに加えて「ヒト」を軸にしたラインナップをそろえ、安藤公基代表取締役社長は「お客様のお気に入りを見つけられる店となるフラッグシップショップ」を目指すという。


 110店舗目となる銀座ロフトは銀座ベルビア館の3階から6階までの4フロアで構成され、3階は美容・健康雑貨を集積した「ボディ&ビューティー」、4階は生活雑貨を中心とした「ホームソリューション」、5階は有楽町ロフトでも好評だった文具雑貨を販売する「ワーク&スタディー」、そして6階はアート&デザインやアニメなどのサブカルチャーの領域に踏み込む「ネクストクリエーション」や「トラベル」「モバイルツール」を展開。同社初となるプライベートコスメブランド「ロフコス(LOFCOS)」やフランス発のブランド「LA TENTE ISLAISE」のフルアイテムを先行発売するほか、有楽町ロフトで展開している「モレスキン(MOLESKINE)」のアトリエショップを進化させ、世界初となる名入れマシーンを常設する「モレスキン NEW アトリエ」や、世界中の鉛筆を集めた「PENCIL BAR」を設けるなど銀座店ならではのサービスを充実させる。展開アイテム数は7〜8万SKUを想定。
 ロフトは1987年に1号店となる渋谷ロフトを開業し、今年で創業30年目を迎える。創業期は個性豊かな大型店を出店していたが、近年は300坪程度の小型店舗を駅ビルや郊外の商業施設に広げている。利便性の高さが好評を得て年商1千億円の規模まで成長したが、都心の利用者からは「ロフトは"普通"の雑貨店でしかない」と評価され、ブランドイメージが薄れていたという。銀座ロフトの出店に際し「選ばれる店」を目指すために、モノとコトを掛け合わせるだけではなく「ヒト」を新機軸に据え置き、情報発信をサポートする「TEAM LOFT」を結成。モデルの田中里奈や「猿田彦珈琲」のバリスタ大塚朝之、"ねんどのアイドル"岡田ひとみ、プラントハンターの西畠清順ら12人を迎え、ポップアップカフェやインスタレーションの展示、ワークショップ、限定アイテムの開発などを行い、"ヒト"ありきの独自企画を展開していくという。銀座ロフトのトータルディレクションは有楽町ロフトも手がけた廣村正彰、インテリアデザインはスキーマ建築計画の長坂常が担当する。有楽町ロフトの営業面積が720坪と銀座ロフトの方が大きいことから、売上目標について安藤代表取締役社長は「有楽町店を超えるのは当然」としている。
■銀座ロフトグランドオープン日:2017年6月23日(金)住所:東京都中央区銀座2-4-6 銀座ベルビア館3階〜6階
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