3年ぶりに現役復帰したイングランド人FWリー・トランドルが、今シーズン26試合出場45ゴールと驚異の活躍で、ラネリー・タウンのウェールズ2部リーグ昇格に貢献した。イギリスメディア『BBC』が報じた。
現在40歳のトランドルは現役時代、プレミアリーグでのプレー経験はないものの、ストライカーとしてスウォンジーなどで活躍した。イングランド7部リーグに属していたマリンでのプレーを最後に、2013年に現役を引退。その後は古巣のスウォンジーで下部組織のコーチなどを務めていた。
しかし、2016年8月に当時39歳ながらウェールズ3部のラネリー・タウンで3年ぶりの現役復帰を果たすと、ブランクを物ともせずにゴールを量産。昨年12月にはチャリティマッチで靴紐を結ぶフリをしながらPKを決めて話題になっていた。
40歳FWは今月26日に行われたスルイドコイド戦でハットトリックを達成し、3−0の勝利に貢献。シーズン8回目のハットトリックでゴール数も45に伸ばしていた。チームはこの白星により3試合を残して無敗のままリーグ制覇が決まり、2部昇格を果たした。
イギリスメディア『ウェールズ・オンライン』によると、同選手は「ゴールがメディアの注目を集めているのは分かっているが、それがクラブの露出に貢献できていれば嬉しいね。全試合出場した分けではないから、私だけの話ではない。チームメイトが見事なプレーをし、監督も素晴らしい指揮だった。彼ら全員がこの成功にふさわしいんだ。40歳にもかかわらず、インパクトを与えることができて嬉しいよ。地元リヴァプールのローカルチームでプレーはしていたけど、ここのレベルはもっと高い。26試合45ゴールの得点率には本当に満足しているよ」とコメント。
続けて、「スウォンジーでの仕事を優先すべきだが、2部で戦う来シーズンもレッズ(ラネリー)でプレーできたらと思っている。ここでの全ての瞬間が大好きだからね」と来シーズンも現役続行に意気込んでいる。