「スマートウォッチ」という単語から、何を連想されるだろうか。
そしてそれらのスマートウォッチのデザインは、フォーマルなものかカジュアルなものか、はたまたスポーティなものか。筆者の偏見だが、スマートウォッチのデザインと聞くとどうしてもスポーティなイメージである。毎朝のジョギングの際に着ける、という感じのものだ。
逆に、フォーマルなデザインのものは少ない気がする。もちろんそういう製品がないわけではないが、そもそもフォーマルな場にスマートウォッチを着ける人がどれだけいるのかとも考えてしまう。
結婚式やホテルでのパーティーなどにフィットするスマートウォッチ。そうしたものがあれば、きっと大きな評判を呼ぶに違いない。
「ハイカラ」なスマートウォッチ
フィンランドの開発者が、『Haikara』という名のスマートウォッチを投入した。
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ハイカラ、である。紛れもなく日本語だ。
その機能については、あまり多くは語るまい。文字盤をスワイプすればデザインが変わる、スマートフォンの着信を知らせる、それをサイレントモードにする等の機能は今や珍しくないものだ。だから、こちらの動画をご覧いただきたい。
[vimeo 214832418 w=690 h=388]
どのような感想を持つかは人それぞれだと思うが、フォーマルな場で装着しても恥ずかしくないデザインではないか。
ただ、この製品は男性向けであるという感じがした。女性の腕には少し大きすぎる、という印象を筆者は覚えたのだがいかがだろうか。
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最大連続稼働時間は、満充電時から7日間。IP68規格の防塵防水機能を有し、水深20mまでの圧力にも耐えられるという。そのあたりをPR動画内で実証すればよかったのではないか、とも思うのだが。
意外と安いフォーマルスマートウォッチ
このHaikaraは、決してロレックスやフランクミュラーのような高級品ではない。
Indiegogoでは5月14日の時点で、199ドル(約2万2,500円)からの出資を受け付けている。ちなみに市場投入の際の小売希望価格は329ドル(約3万7,000円)にするそうだ。
腕時計の世界には、かつて「クォーツショック」という歴史的大事件があった。これは日本製のクォーツ式腕時計が、従来の機械式腕時計を市場から一掃してしまったという出来事だ。
こうしたことが、これからもう一度起こるのだろうか。いずれにせよ、今後も魅力的なスマートウォッチが誕生し続けることは確かだ。
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【参考・動画】