塗り薬の方がより“無頓着”に
画像はリリースより
冷蔵庫に残ってしまった食べ物。食べる前に、賞味期限や消費期限を確認するという方は多いのではないでしょうか。一方で、同じく口に入れるものとして、薬がありますが、薬の「使用期限」を気にしている人はどの程度いるのでしょう?
大鵬薬品工業株式会社が20〜50代の男女500人にインターネットを通して調査したところ、半数が薬の使用期限を気にしていないことがわかりました。男女別でみると、女性41%、男性60%という結果で、男性の方が気にしていないようです。さらに、「食品の賞味期限を気にする」と答えた397人のうち、41%の人が薬の使用期限を気にしていないことも判明しました。
飲み薬と塗り薬ではどちらの方が使用期限の確認がおろそかになりがちか尋ねると、7割近い人が「塗り薬」と回答。その理由として、「口から体に取り込むわけではないので、期限が過ぎてもそんなに害はないだろうと勝手に判断してしまうから(40歳女性)」といった意見があがりました。肌に塗るだけということで、口に入れる飲み薬よりも使用期限に関して“無頓着”になってしまうようです。
1年半以上前のものでも、「使えそう」
実際に、使用期限の切れた塗り薬を使った経験がある人は7割と多め。使用期限からどの程度過ぎた塗り薬を使えると思うか聞いてみると、平均で約1年10か月という結果になりました。なかには、「20年以上」と答えた人もおり、薬のふたを開けるだけでも勇気がいるレベルといえそうです。
また、塗り薬を使い切らずに捨てたことがある人は7割以上で、およそ3人に1人が「塗り薬を使い切ったことがない」としています。塗り薬は症状が治まると使わなくなるため、そのまま放置されることが多いのかもしれません。
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とはいえ、使用期限を過ぎた塗り薬は、効果がなくなってしまったり、変質してしまったりする可能性があるので注意が必要です。開封から時間の経ったものや、使用期限の切れているものを使用することはおすすめできません。定期的に、薬箱や処方薬のチェックを行い、使用期限が過ぎた薬は処分する習慣をつけるといいかもしれませんね。(菊地 香織)
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