新ブランド「ツカサ クドウ」デビュー、ジャックムスやYプロジェクトなどで経験

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2017年05月24日 20:44  Fashionsnap.com

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ルック Image by: tsukasa kudo
工藤司が手掛ける「ツカサ クドウ(tsukasa kudo)」が、2017-18年秋冬シーズンにデビューする。7〜8月頃からラフォーレ原宿1階の「FREE GALLERY」とセレクトショップ「キャンディー(CANDY)」で展開される予定だ。

 工藤司は早稲田大学を卒業後、アントワープ王立芸術学院に進学し中退。服作りの基礎を学ぶためパリでパターンの学校に通いながら「ジャックムス(JACQUEMUS)」や「J.W. アンダーソン(J.W. ANDERSON)」でデザインアシスタント、「ワイ・プロジェクト(Y/PROJECT)」でパターンアシスタントとして経験を積んだ。自身にとっての"ヨーロッパ卒業コレクション"として作品を制作し、今年4月に帰国。元々写真やスタイリングなどイメージが好きで、ファンだという「FREE MAGAZINE」編集長の山崎潤祐に連絡をしたことがきっかけで「FREE GALLERY」と「キャンディー」での販売が決まり、ブランドデビューとなった。
 工藤は「ひとつの価値観が破られたときに新たに芽生えるものたちに対して寛容でありたいと思っている。それが過去から未来に対する眼差しにおいて大切にしたい気持ちであり、それが明るいものであるといいなと思いながらコレクションを制作した」とし、今回のコレクションでは「メンズウエアのテーラードを1つの大きな価値観と捉え、その価値観が崩壊したときに生まれる若者たちのコード、つまり大きな価値観からの脱却や反抗を様々なディティールに落とし込もうと試みた」という。変形パターンを組み合わせたシャツや、一部ツイストされているニット、腕が3本付いたジャケットなど約20型を展開する。価格はTシャツが1万円代、シャツが2万円代〜3万円代、パンツが2万円代後半、ニットが6万円、ジャケットが7万円代〜9万円代など。今後の長期的な展開は未定というが、次の2018年春夏シーズンに向けてコレクションを制作中。7〜8月頃には写真展とプレゼンテーションを予定している。
■ショールーム:MATT.
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