日ハム・谷元、まさかの4失点 前田幸長氏「ビックリ」

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2017年05月25日 22:02  ベースボールキング

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日本ハムの谷元圭介
○ 西武 8 − 5 日本ハム ●
<10回戦 大宮>

 3点リードの6回から登板した日本ハムの谷元圭介が、0回1/3を投げて4失点とピリッとしなかった。

 6回からマウンドにあがった谷元は、この回先頭の外崎修汰、続く木村文紀を連続四球で、得点圏に走者を背負うと、炭谷銀仁朗の犠打で一死二、三塁とピンチが広がる。ここを踏ん張りたい谷元だったが、秋山翔吾にライトスタンド上段へ同点3ランを浴びた。さらに続く源田壮亮を失策で出塁を許す。3番の浅村栄斗は左飛に打ち取り二死にしたかと思われたが、この投球に球審がボークを宣告。谷元は浅村にセンターオーバーのタイムリー二塁打を浴び、この回4失点目。一死しか奪えず、ここでマウンドを降りた。

 ニッポン放送ショウアップナイターで解説を務める前田幸長氏は「こんなに球が走っていない谷元は見たことがない。ビックリしました」と驚いた様子。次回の登板に期待したいところだが、前田氏は「(次の登板で状態が戻るのは)考えにくい」と自身の経験を踏まえて話した。

 さらに「リリーフは143試合戦っていく中で生命線。ここで逆転、失点してしまうと勝てる試合を落としてしまう。日本ハムがAクラスに食い込むためには、リリーフ陣も整備していかないと苦しいなという典型的な試合でした」と振り返った。

 また、栗山監督は谷元について「審判がボークととったらボーク」と話せば、吉井理人投手コーチは「誰かのピッチャーで掘れた(マウンドから踏み出す位置の)穴に嵌まっていたようだ。地方球場ではよく起こりうること。言い訳にはならないが」と厳しかった。

 谷元は3年連続50試合以上登板するなど、日本ハムのリリーフ陣には欠かせない存在。今季は春先不安定な投球が目立ったが、4月27日のソフトバンク戦から10試合連続無失点に抑え、復調の気配を見せていた中での4失点。次回以降の登板が少し心配だ。

(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)
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