紫外線対策、忘れがちな“落とし穴”とは?

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2017年06月06日 12:02  QLife(キューライフ)

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QLife(キューライフ)

若い女性の約9割は対策を実施


画像はリリースより

 本格的に紫外線が気になるシーズンとなり、対策を“強化”している人も多いのではないでしょうか。紫外線対策というと、顔や体が中心になりがちですが、それ以外のパーツも紫外線の影響を受けています。なかでも、忘れがちなのが「目」。参天製薬株式会社の調査によると、目の対策をしている女性はわずか1割で、紫外線対策の落とし穴になっているようです。

 調査は、20〜40代の女性500人に実施。はじめに、紫外線対策全般について尋ねたところ、8割以上が「紫外線が気になる」と回答し、9割近くの女性が紫外線対策を行なっていることがわかりました。対策をしているパーツは、顔が98%と断トツで、体(55%)、髪(11%)の順となり、目は13%という結果でした。

 対策をしている女性は少ないものの、目も紫外線の影響を受けること自体は約8割の女性が知っていました。そこで、対策をしない理由を尋ねたところ、「何をすればよいかわからない」が最も多く、「面倒だから」、「重要性を理解していない」、「対策するお金がない」という順になりました。必要性は感じる一方、実行に移せない女性が多いことがうかがえます。

サングラスは必ず「UVカット」機能付きを

 中目黒眼科院長の杉本由佳先生によると、紫外線が目に与える影響は大きく、白目が黄ばんだり、角膜が傷ついて充血や痛みの原因になったりします。また、視界がゆがんで見えたり、部分的に暗く欠損したりする「黄斑変性症」や、白目の部分が隆起して黄色く変色する「瞼裂班」(けんれつはん)など、紫外線によるダメージの蓄積が危険因子となる目の病気もあります。

 日常生活では、朝と夕方が要注意。斜めの角度から日が差すため、目に直接紫外線が入りやすくなる時間帯だからです。たとえまぶしさを感じなくても、紫外線を浴びている可能性はあるので、曇りの日もしっかりケアをしましょう。さらに、紫外線は窓からも入ってくるので、室内や車内でも油断は禁物です。

 簡単にできる対策として、おすすめなのがサングラス。必ず、「UVカット」機能が付いたものを選びましょう。単にレンズの色が濃いだけでは紫外線を防げないどころか、瞳孔が開くため、かえって多くの紫外線を取り込むことになってしまうといいます。かけ慣れていない人は照れもあるかもしれませんが、目の健康を守るため、お気に入りの一点を探してみてはいかがでしょう。(菊地 香織)

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