生殖問題において男性を対象とした調査が求められる

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2017年06月06日 21:02  妊活・卵活ニュース

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男性を対象とした定性的調査 リーズ・ベケット大学社会科学部のブレンダン・ガフ(Brendan Gough)教授と健康増進研究センターのエスミー・ハンナ(Esmee Hanna)博士は、英国不妊ネットワークの協力を得て、男性が生殖問題に関する理解・認識を共有する場合、不妊が与える影響について調査を進めている。

オンライン調査による定性的調査(質的調査)を通して、男性の不妊に対する理解・認知度、協力度合いを測る。

男性を対象とした先行研究の少なさ ハンナ博士は、生殖問題において、男性を対象とした先行研究は数少ないと指摘している。これまで、男性の不妊に対する見解は、女性視点の見解に基づき、考えられてきた。

定性的調査により、男性の生殖問題における認知・見解、懸念が分かり、新たな不妊治療アプローチやサポート体制の糸口になると期待される。

定性的調査の重要性 英国不妊ネットワーク最高経営責任者のスーザン・シーナン(Susan Seenan)氏は、不妊要因において、男性不妊が占める割合が半数である一方、焦点が当てられるのは女性不妊であったと指摘する。

定性的調査は、専門家や医療機関が、男性の生殖問題に対する認識を改め、男性不妊に適した診察、治療体制に改善される契機になると考える。

また、シーナン氏は、調査結果を受けて、不妊の疑いがある男性が診察を受けやすい環境になると期待する。

(画像はPixabayより)

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  • 女好きの秀吉に子供がたった二人なのが「妻全員が不妊だったから」なわけがない…というのは、日本では常識ではある。
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