自転車ライダーを守るスポットライト点灯システム「BikeSphere」

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2017年06月18日 17:03  Techable

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毎日、世界のどこかで起こっている交通事故。これを削減するべく、ある大手企業が立ち上がった。

誰もが知るフランスのタイヤメーカーミシュランが発表したのは、“TrendyDrivers”という安全運転への意識改革活動。

特に、スピードの出し過ぎなど、羽目を外しがちな若いドライバーを対象に、製品やサービスを通じて、さまざまな支援を行っていくという。
・自転車の位置を知らせるスマートライトシステム
その第1弾となるのが、「BikeSphere」だ。自転車ライダーのために作られたこのシステムは、周辺を走るドライバーに対し、自分の位置を知らせるライトを点灯する。

ライダーの周りに描かれた赤い二重レーザーのスポットライトは、それが安全な車間距離であることを表しているのだという。

見た目は、普通の自転車用ヘッドライトといった感じの「BikeSphere」。違いは、いくつかのセンサーとスマート機能を搭載しているところ。ライダー周辺の環境が暗くなると、光センサーによって、システムが自動でオンになる。

さらにアクティブモードで、明るい赤色の円がバイクを囲む。車が近づいてくると、警告モードとなって、さらに強い光を投影する仕組みだ。ちなみにセンサーは、バッテリー節約のため、日中明るいときや見晴しのいい場所では、オフ状態。その場合、通常のヘッドライトだけが、機能するのだとか。
・夜間事故削減をめざし開発
本システムは、自転車と車との間に起る事故のほとんどが、夜間に起こることから開発された。

夜は視界が悪くなるため、車のドライバーも、自転車のように小さな車両を判別することができなくなる。その結果、十分な車間距離が取れず、負傷者や死者を出す大きな事故につながってしまうのだ。

しかし、「BikeSphere」なら、こうした事故を未然に防ぐことができる。ライダーが自らの位置をわかりやすい形で知らせれば、車に乗っている側も、適切な車間距離を取りながら運転してくれるからだ。

発表後の反響は大きく、 “TrendyDrivers”のSNSにも、多くのユーザーからコメントが寄せられている。発売に関する詳細は、今のところ未定。早めの導入を願う。

BikeSphere/ michelin’s  trendy drivers

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