「高嶺の花」の女性と結婚する男の共通点

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2017年06月21日 21:00  citrus

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『Book Bang』というネット情報サイトに「美人と結婚する男性には共通点があった」というタイトルの面白い記事が掲載されていた。

 

「無理めな女」と誰もが思う女性がいる。大抵の男性が「自分には釣り合わないレベルだから…」「稼ぎが少ないから相手にしてもらえないだろう」と思ってしまうような「超・高嶺の花」。しかし、そういう女性をさらってゆく男性は、必ずしもとびきりのハンサムや、高収入・高学歴・高身長というハイレベルな三高でもない

 

のだそう。ならば、はたして「超・高嶺の花」の女性をかっさらってゆく男性の共通点とは? 精神科医の和田秀樹さん(56)は、近著『「おめでたい人」の思考は実現する』(小学館)のなかで、「『無理めな女』にも俺はモテるんだと信じ、良い意味でずうずうしく声をかけていける楽天さをもつ男=おめでたい男」こそが、我々の信じられないようなスゴいことを成し遂げる、と想定する。

 

和田さんは自著内で、人気女優の堀北真希(27)を落とした男・山本耕史(39)を例に挙げ、「いいタイプのおめでたい人」の特徴をこうまとめている。

 

・  周囲の批判を気にしない

・  まずは行動してみる

・  うまく行かなければ、次に行く身軽さ

・  正解などない、と思う知的謙虚さ

 

山本の場合は、(堀北から)断られても断られてもへこたれず手紙を出し続け、堀北のスケジュールを調べて同じ新幹線に乗り込み、いきなりプロポーズをしたのが功を奏したのだという。「フラれても現状維持、万一うまくいけば幸福の絶頂になるわけだから、こんなに分の良い賭けはない。(中略)とにかく動かない限り何も得られないという、当たり前の法則を知っていた『おめでたい男=山本耕史』だからこそ、堀北真希をゲットできたのではないか」というのが和田さんの分析だ。

 

まったくもって「鋭い指摘」だとしか言いようがない。たしかに、私の周囲でも「超・高嶺の花」をなんなくゲットし、凡夫たちの羨望の目を集めているのは、往々にしてこの手のタイプの男たちである。ただコレ、一つだけ注意しなければならないのは「一歩間違えたら単なるストーカーに成り下がってしまう」ことだったりする。この危険性について、和田さんは同書でこう述べている。

 

「(その強引なアプローチが)正しいかどうかは、相手のとり方(解釈?)次第」

 

それもそのとおりだと私も納得できる。が、同時に「超・高嶺の花」を“高確率”でゲットできる男というのは、もしかすると「自身の猛烈アタックをストーカーと捉える女性と捉えない女性の違い」を本能的に嗅ぎ分けているのではなかろうか……とも私は思うのだ。

 

ここからの話は「あくまで例外もある」ことを前提に聞いていただきたいのだが、「超・高嶺の花」と呼ばれる女性には2種類のタイプがある、と私は考える。

 

一つは、あまりに高嶺の花過ぎて、ゆえに案外男から言い寄られる機会がなかった「箱入り型・お嬢さまタイプ」。もう一つは、あらゆる男から言い寄られ、その都度なんらかの学習を積み重ねながら高嶺の花へと登りつめた「実戦型・ビッチタイプ」である。そして、猛烈アタック男を「ストーカー」と見なしがちなのは、言うまでもなく断然、後者である。なぜなら、前者は経験のなさから男の強引さ・しつこさを「情熱」と捉え、後者は経験則からそれを「面倒」だと捉えるからだ。

 

では、その「お嬢さまタイプ」と「ビッチタイプ」の見分け方は、いったい……?

 

前者は、いろんな意味で「箱入り」な半生を送ってきたためか、俯瞰的な目で自分を見つめ「普通」のラインに身を置くことが苦手で、したがって人間としてのバランスがどこか歪だったりする。たとえば「むっちゃ美人なのにヘビーなジャニーズ追っかけ」だとか「むっちゃ可愛いのに趣味はパチスロ」だとか……まあ、そんな感じだろうか?

 

対して、後者は「ヘビーなジャニーズの追っかけ」や「パチスロ好き」な女子が男から敬遠されがちなことを、過去に集めた膨大なデータから“学んで”いる。だから、度の過ぎた強引さ・しつこさで迫ってくる男が、ある日突然“面倒くさい男”に変身してしまうリスクをも、ちゃんと学習しているのだ。

 

「超・高嶺の花」を攻めるのは大いにけっこう。しかし、相手の分析を怠って、やみくもに攻めてばかりでは、今の世の中、警察沙汰にすら発展しかねない……と、ささやかなアドバイスを“前向き”な貴男に捧げておこう。

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