目の前の相手にイラッとしたとき、モノを「6秒」見ると怒りが消える!?

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2017年06月21日 21:00  citrus

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イライラからくる最悪な事態を免れるため、「6秒」をやり過ごすテクニックとして「カウントバック」、「呼吸リラクゼーション」、「ストップシンキング」を紹介しました。この3つに加え、即効性のあるテクニックとしてもうひとつ、「グラウンディング」(意識集中)という技を取り上げたいと思います。

 

これは、目の前にいる(座っている)相手にイラッときたときに有効なテクニックです。会議で意見が合わない相手に対して、応接間で文句ばかりいう旦那さん(奥さん)に対して、ムカッとするのはよくあるケースですよね。そんなとき、相手との間や近くにある“物”に意識を集中してください。ペン、携帯電話、時計、本、コップなど何でもいいので、それらに「6秒」だけ意識を集中するのです。

 

考え方は、「カウントバック」などと同じですね。意識をそらすことで、最悪の事態を招かないためにも、怒りを大きくさせる原因について考えない状況を作るのです。これは、攻撃性を減退させること、怒りの持続性を途切れさせることにもつながります。

 

私がよく使うのは、相手の向こうの壁に掛け時計があるとき、その時計に意識を集中し、観察することです。形、文字盤、色などを「6秒」見る(観察する)ことで、怒りの感情を逃します。

 

怒りを「人」ではなく、「物」(事)に向けることで大きくしないのは、とても重要です。「あの人は、本当にひどい人だ」ということではなく、「あの人にこういう事をされるから腹が立つ」という見方に変えていくのです。これには練習が必要ですが、怒りを「人」ではなく「物」(事)に向けることで、怒りを「恨み」にしなくなりますし、怒りに対する「耐性」がついてきます。こういうクセをつけていけば、思っている以上にイライラを軽減させることができるのは間違いありません。

 

「グラウンディング」。意識を「物」に「6秒」向けるだけで、気持ちを切り替えられます。慣れれば簡単にできるようになりますので、ぜひお試しを。

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