ヤクルト浮上の鍵を握る山田哲人

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2017年06月23日 10:12  ベースボールキング

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ヤクルトの山田哲人
「山田が打たないことには、ヤクルトは厳しい」

 20日に放送された『ナイタースペシャル まいにちとことんプロ野球』に出演した前田幸長氏は、山田哲人の復調なしにヤクルトの浮上はないと話した。今季のヤクルトはここまで25勝39敗1分で最下位、交流戦も5勝12敗1分の最下位に終わった。

 ヤクルトは昨季のチーム打率.256、594得点は25年ぶりにリーグ優勝した広島に次ぐリーグ2位を記録。しかし今季はチーム打率リーグワーストの.239、得点もリーグ4位の224と、川端慎吾、畠山和洋、バレンティンといった主力選手の故障離脱が大きく響いている印象だ。それに加えて、山田が開幕から極度の打撃不振。

 プロ野球解説者の若松勉氏は山田の不調の原因について「インハイ、アウトコースのスライダーで結構やられている。昨年インサイドで死球を食らっていますよね。あれが頭にあるのかなという感じで、体が開くのが早い」(4月28日放送のニッポン放送ショウアップナイター ヤクルト−巨人戦)と話した。

 体の開きが早いと指摘された山田だが、5月に入ると5日と6日のDeNA戦で2試合連続本塁打、11日の広島戦では4安打を記録し復調したかのように思われた。山田も5月5日の本塁打に「体が前に突っ込まなかった結果」と振り返り、同日に放送されたニッポン放送ショウアップナイターで解説を務めた大矢明彦氏も「しっかりステップして体勢が1回止まって打てましたので、カーブを捉えるのに会心といってもいい間の取り方でした。よく辛抱できた打ち方。内容もいいホームラン。掴んだ1本だと思いますね」と評価した。

 これで状態が上向いていくかと思われたが、交流戦で再び調子を落とす。打率は12球団ワースト2位の.136、マルチ安打を記録した試合が1本もなかった。軽傷を強調したが交流戦最終戦となった6月18日の日本ハム戦は、第1打席に死球を食らっている。

 開幕から苦しい状態が続く山田だが、前田氏は「いずれは上がってくると思います」と期待を寄せる。レギュラーに定着した2014年以降、夏場を得意にする山田。得意の季節でチームとともに上昇していきたいところだ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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