警察官が留置場の鍵を閉め忘れ 殺人犯含む6人が脱走(南ア)

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2017年06月27日 10:03  Techinsight Japan

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脱走事件があった警察署(画像は『IOL News 2017年6月11日付「Police forget to lock cell, six detainees escape」(Picture: Doctor Ngcobo/ANA Pictures)』のスクリーンショット)
南アフリカ、クワズール・ナタール州の警察署で、勾留されていた裁判待ちの男6人が脱走する事件が起きた。6人のうち1人は殺人犯であるというが、なぜこれほどまで簡単に脱走することができたのか。

5月30日の夜8時10分ごろ、ダーバンから約160キロ北に位置するエンパンゲニ警察署から6人の男が脱走した。脱走の原因は、警察官が留置場の鍵を閉め忘れたというなんともお粗末なものであった。脱走犯のうち3名の身柄はすぐに確保されたものの、残り3人は今も逃走中である。この警察署には出入り口が4か所あるが、厳重な警備をしているところはなかったため脱走はいとも簡単に行われたようだ。

逃走中の1人であるタンダ・ズール(32)は2014年、市内のタクシー乗り場で元教師夫妻を射殺し逮捕されている。ズールは証拠不十分のため一度釈放されたものの昨年6月、最高裁で判定が覆され逮捕状が発行された。今年の4月に再逮捕されていたが、今回の脱走に対して被害者の遺族は「5月30日、ズールは裁判所に2度目の保釈申請をしています。それが却下された直後の脱走で怒りさえ覚えます」とショックを隠し切れない。

この警察署のすぐ隣には矯正施設があり、当時6人がなぜ所内の留置場に勾留されていたのかはわかっていない。

警察は近隣住民に「脱走犯を見かけた場合は、捕まえようとせずに近くの警察署へ連絡して下さい」と呼び掛けている。

画像は『IOL News 2017年6月11日付「Police forget to lock cell, six detainees escape」(Picture: Doctor Ngcobo/ANA Pictures)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

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  • まあ、ワイロだと思うけどね。
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