コジマジック直伝! 100均で作るシンプルキッチン (5) 10分で作れる「ミニすのこを使った調味料ラック」

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2017年06月28日 06:33  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
MN住まい実験室です。憧れのシンプルキッチンを100均アイテムで作る収納テクニックを、収納王子コジマジックさんが伝授するこの連載。今回は、ミニすのこを使った調味料ラックの作り方をご紹介します。

○収納王子コジマジックより

すのこを2つ縦に立てて、裏の"ゲタ"の部分にMDF(成型板)を乗せて強力両面テープで固定すれば、簡単な棚が完成します。調味料を置くのにピッタリの収納ですよ。

○材料

・ミニすのこ(45cm×20cm)……2枚
・MDF板(40cm×20cm)……3枚
・木工用ボンド

MDF板は、ミニすのこのサイズ(裏のゲタの部分)の幅に合ったものを選びました。店舗で実際にすのことMDF板を合わせてみて、サイズを確かめて購入すると失敗はありません。

○制作開始

材料がそろったら、いよいよ制作です。……と言っても、何も難しいことはありません。すのこを縦に置き、裏面のゲタの部分にMDF板を乗せて接着するだけです。

今回は接着に木工用ボンドを使いました。まずは仮組みしてサイズや高さなどを確認したら、接合面をボンドで接着していきます。

木工用ボンドは、すのこのゲタ部分だけではなく、MDF板の側面にもしっかり接着できるように、下記の画像のように塗っていきます。ボンドの量は、接着した時にはみ出すくらいにたっぷり塗った方がいいようです。ボンドは塗ったばかりの時は白く見えても、乾けば透明になります。しっかり乾いたかの目安にもなりますね。

接着したら乾くまで半日〜1日くらい、しっかり固定させましょう。接着面はまだ不安定でグラグラしているため、そのまま乾かしてしまうとゆがんでしまう可能性もあります。きれいな四角い形にするために、垂直な壁などに固定して乾かすのがオススメです。今回、わが家は垂直のカラーボックスの一面を利用しました。木工用ボンドが乾いたら完成です。

○小さめの調理グッズを置ける収納スペースができた

早速、完成したラックを設置してみました。今回は、ダイニングテーブルの上に置いてみます。こまごまとしたものを置くスペースが完成しました。

一面が40cm×20cmなので、小さめのやかんやポット、はかりなどを乗せることもできます。

ゲタとゲタの間も、文庫本が1冊縦にしっかり入る大きさ。砂糖や塩などのキャニスターを乗せるのに、ちょうどいいサイズだと思いました。小さめのインスタントコーヒーの瓶も入りそうです。乾物などをかわいい瓶に入れて「見せる収納」としてストックするのもいいですね。

奥行きもあるので、まだまだいろいろ置けそうですが、材質や構造的にあまり重いものはのせない方がいいでしょう。燃えやすい材質なので、コンロのそばなど火の近くに置くのも避けたいものです。

○強度が心配という場合は?

もっとしっかりした造りにしたい、という場合は、補強として裏側にもう一枚すのこを張り付けてもいいでしょう。下の画像は、裏にすのこを張り、強度を上げたものです。

すのこを縦に三分割したものを使った補強例です。こうすると、補強とは別にのせたものがずり落ちないというメリットもあります。見栄えもグンとアップします。

○手間が少ないのに完成度高し

今回、かかった材料費は600円(すのこ2枚、MDF合板3枚、木工用ボンド1本)でした。ボンドを乾かす時間をのぞけば、実際にかかった時間はほんの10分程度です。手前味噌ながら、600円でできたとは思えないほどしっかりした造りで、テンションが上がりました。キッチンのインテリアに合わせて色を塗ったりしてもいいですね。

今回、筆者は木工用ボンドを使用しましたが、もっと手軽にスピーディに作りたいのであれば、木材にも使用できる両面テープを使ってもいいかもしれません。また、すのこも今回使用したサイズのほかにも、流し台用や収納用などいろいろあるようです。お店によってすのこのサイズも異なるので、あらかじめ作りたいサイズを控えてから、お店に出かけた方がいいでしょう。

わずかな手間でできるのに、完成度が高い調味料ラック。雨が多い時期は家の中で過ごすことも多くなりがちです。キッチンのテーブルの上でも簡単にできるDIYに挑戦してみてはいかがでしょうか。

※本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願いいたします。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。

○監修: 収納王子コジマジック

(日本収納検定協会 代表理事 小島弘章)
片づけ・収納・住まいに関する確かな知識と実績を持つプロフェッショナルでありながら、松竹芸能で20年の芸歴を積んだ、主婦層に圧倒的な支持を受ける男性ライフスタイル系タレントのパイオニア的存在。収納に"笑い"を取り入れたセミナーが話題となり、年間講演依頼数は200本以上。著書・監修本は累計35万部を超え、2014年12月には収納と育児・教育・育成を組み合わせた "収育"を理念として掲げた、日本収納検定協会を設立。2015年10月からは"お片づけを楽しむ検定"「収納検定」をスタートさせる。そのほか収納グッズ開発やモデルルームの収納コーディネートなど幅広く活躍。フジテレビ「ノンストップ!」(毎週木曜)にレギュラー出演中。
→ホームページ
→ブログ(MN住まい実験室)
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