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SNSのプロフィール写真にわが子の写真を載せる合理的な理由

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2017年06月29日 12:03  MAMApicks

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MAMApicks

写真写真
SNSのプロフィール写真には何を使っているだろうか。
自分の顔を載せるにしても、さまざまだ。きちんとヘアメイクしてプロに撮影してもらった写真を載せる人もいれば、旅先のスナップを載せる人もいる。新婚の人は花嫁姿を載せたり、子どものいる人は子どもと一緒の写真を載せたりする。

そして、自分の顔写真を載せない人もいる。
そこには、「自分の顔を表に出すのは恥ずかしい」「インターネットで顔出しすることに不都合がある」のだと思う。

こういう人はどんな写真を使うのかというと、横顔や後ろ姿、風景がメインで小さく自分の姿が写っているような「引き」の写真を使っていることが多い。もしくは自分の似顔絵やお気に入りのもの、好きな動植物を使う人もいる。

そして一定数、自分の子どもだけが写っている写真を自分のプロフィール写真に使う人もいる。

私は長らく、このように我が子しか写っていない写真を自分のプロフィール写真に使う人たちの心理が理解できなかった。

だって、その子は自分ではないのである。「子どもがいる自分」ということを知らせたいのなら、自分と子どもが一緒に映っている写真を使えばいいのに、なぜ子どもだけを載せるのか。


お気に入りの物や風景と同様に、「自分のいとしい存在」だから?
自分の顔は見苦しいけれど、子どもの顔なら見苦しくないと思っているから?

考えてもみてほしい。「いとしい存在」を単独でプロフィール写真にするのなら、世の中に自分の配偶者や恋人や友人、親「だけ」が写った写真をプロフィール写真にする人がいてもよさそうなものだ。でもそんな人は私の知る限り存在しない。

つまり、単独で他人の写真を「自分の顔」として情報発信するのは、その他人が「わが子」だからなのではないか。どこかに我が子は自分の所有物なのだという意識があるのかもしれないし、子どもが異を唱えないのをいいことにやっていそうな気がする。

こういう人たちは、もし、自分の親が今の自分の顔写真を勝手にプロフィール写真に使っているのを目にしたらどう思うんだろう(まあ、成人したわが子の顔写真をプロフィール写真にしている年配の人なんて見たことありませんが)。

……とまあ、そんなふうにぐるぐると考えていたのだが、子どもを産んで初めて分かった。SNSのプロフィール写真を子どもの写真にしたほうがいいのかもしれないということを。

それは、「やっぱりうちの子って超かわいい! みんな見て見て!」という気持ちが芽生えたからではない。コミュニケーション上の合理的な側面に気づいたからである。

きっかけは、保育園のママ友とのLINEであった。

■LINEのプロフィール写真は「ママ名刺」?
子どもが産まれるまで、LINEは使ってこなかったのだが、子どもが保育園に入り、ママ友との業務連絡をするにあたって、やはりLINEを使わざるを得ず、使うことになった。

保育園の同じクラスでグループができ、たまに連絡を取り合うのだが、グループの人数が10数人ともなると、どの発言が誰の母親の発言なのかが全然わからない。

というのも、LINEの登録名は、Facebookのように実名である必要はないため、あだ名だったり、下の名前だけだったりするからだ。フルネームであっても旧姓で登録している人もいる。

そんなとき、プロフィール写真に子どもの写真があると、誰の母親なのかが一目瞭然なのである。

とくに、この同じクラスの母親のグループで、子どもの写真をプロフィール写真に設定しているのは、第二子以降の母親に多い傾向があった。これはおそらく、第一子の母親よりも母親業は先輩にあたり、ママ友づきあいのキャリアが長いので、どうすれば円滑なやりとりをできるかをよく知っているからだと思われる。

それで気づいた。LINEのプロフィール写真というのは、いわゆる「ママ名刺」的な役割を果たしているのだということを。

あれが話題になったとき、子どものいなかった私は、名刺から漂う独特のほっこりした雰囲気に胸焼けしたものだが、出産後に実際に受け取ってみると、たしかに便利なツールなのだ。

そう考えると、Facebookで自分のプロフィール写真に子どもの写真を使っている人の事情もおぼろげながら分かってきた。結局その人は、Facebookのプロフィール欄をママ名刺だと認識しているのかもしれない。Facebookでおもにママ友どうしの交流を行っているのなら、自分の子どもの写真がプロフィール写真に据えられるのも自然なことなのだろう。

そういう人たちにとっては、私がfacebookやブログなどで自分の顔写真を使っていることに対してもきっと疑問を抱くのだと思う。「インターネットで世界中の人が見ているのに、どうして自分の顔を平気でさらしていられるの?」「さらしていられるほど、たいしたビジュアルでもないのに、自信あるよね」「わざわざプロに撮影してもらって、芸能人気どりかよ」と。

しかし、言い訳をさせてもらうと、私はLINE以外のSNSやブログは仕事のツールの色合いが強いのだ。仕事上の付き合いのある人ともつながっているから、仕事の実績も投稿する。プライベートなつながりの友人にとっては仕事の実績など自慢としか思えないのだろうが、仕事先の人が見れば「まだ廃業してないんだな」「この人は今こういう仕事をやっているのか。今度そういうジャンルの仕事が来たら声をかけてみよう」と思ってもらえるきっかけになる。

また、仕事柄、取材ではカメラマンや取材先の方と初対面同士で待ち合わせしなければいけないことも多い。そんなとき、ブログに自分の顔写真を載せておけば「今日取材に来るライターはこういう顔の人なんだな」とわかる。なかには、一般人にいきなり取材を申し込まなければいけないこともあるが、「ブログの顔写真を見て安心したので取材を受けることにしました」といわれることも多いのだ。

プロにヘアメイク・撮影を頼むのは、編集者の立場で仕事をしていると、プロの手によるプロフィール写真のほうが使い勝手が良いことを実感しているからである。

私の場合は、FacebookやTwitterは仕事の意味合いが強い一方で、LINEはおもにママ友コミュニケーションの場として活用している。だから、私はLINEに関しては、自分の子どもの写真を使うことにした。

ただ、子どもの顔がインターネットを通じて拡散される可能性はあるし、いくら合理的とはいえ、やはり私のアイコンに子どもの顔だけを据えるのはどうしても違和感がある。

というわけで、アイコンにはぬいぐるみの写真を入れて、カバー写真には子どもの後ろ姿の写真を入れることにした。

SNSの使い方は人それぞれ。使い方によって、最適な情報の出し方があるのだなと実感している。それを気づかせてくれたのが、LINEのママ友コミュニケーションだった。

長年培ってきた仕事関係のコミュニケーションとは勝手が違うが、ママ友コミュニケーションも楽しい。母親歴3年とまだ新人に近い存在だが、試行錯誤しながら円滑なコミュニケーションをとれるようにしていきたいと思っている。

今井 明子
編集者&ライター、気象予報士。京都大学農学部卒。得意分野は、気象(地球科学)、生物、医療、教育、母親を取り巻く社会問題。気象予報士の資格を生かし、母親向けお天気教室の講師や地域向け防災講師も務める。

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  • それでも子どもの写真はネットにはあげない。学校関連は容認したけどね。
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