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突然始まった人見知りに戸惑っているママはいませんか? せっかく「かわいい」と声をかけてもらっていても「ぎゃん泣き」してしまった赤ちゃんにハラハラ。
ママは、声かけしてくれた相手に申し訳ない気持ちになった経験があるのではないでしょうか。
今回は“人見知りの不思議”を元幼稚園教諭で2児のママでもある筆者が紹介します。
国立研究開発法人科学技術振興機構のJSTの共同研究によれば、赤ちゃんは生まれたすぐからママと他人との区別がついていることが分かっています。
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成長と共に自分の意思表示ができるようになり、個人差はありますが、生後6ヶ月前後になると一般的に言われている“人見知り行動”をとるようになります。
人見知りしている赤ちゃんがイヤイヤと首を振ったり、大泣きしているシーンを見ていると、その人を嫌がっているように思えますよね。
しかし同機構の研究で人見知りは“怖い”と“近づきたい”の2つの気持ちが共存していることがわかってきました。確かに赤ちゃんを観察していると泣きながら相手をチラ見、そして目が合うとまた泣くの繰り返しをしています。
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一番困るのがパパに人見知りすること。朝早くから遅くまでお仕事頑張っているパパは、平日なかなか会えず一週間ぶりに会うということもあるでしょう。休日にいっぱい遊ぼうと張り切っていたパパが、赤ちゃんから泣かれてしまい、がっかりする話を聞いたことありませんか。
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またもう一つよくあるのがパパやママの実家に行ったときに人見知りすること。おじいちゃんとおばあちゃんは、久しぶりに会ったかわいい孫をいっぱいハグしたいのに、ぐずられてしまうパターンも多いです。
人見知りの行動には個人差があり、男の人にだけ人見知りしたり、顔はこわばるけどあまり泣かないなど色々ですね。
保育園では、入園時に泣く子はいますが、人見知りでずっと泣いている赤ちゃんはあまり見かけません。周りに子どもたちがいることで緊張がほぐれるのでしょう。
時にはかわいい子どもたちが”お兄ちゃん先生”と“お姉ちゃん先生”として保育士以上に赤ちゃんのお世話をしてくれるのです。
ですがもし人見知りが激しい赤ちゃんがいた場合は、人の接触をできるだけ避けてあげます。成長と共に安定していき、自然と人見知りも軽くなります。家庭でも人が多く集まるところに行くことは避けてあげてましょう。
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逆に全く人見知りをしない場合。神経質になることはないですが、目線が合わない、長い時間一人でも笑って遊んでいるようなところがある場合は、専門家に相談しましょう。
大学時代、児童心理学の教授は「人見知りは、赤ちゃんが人の区別ができるようになったこと。賢くなったと思えばいいのよ」と言っていました。
人見知りのメカニズムから言えばちょっと違う部分もあるかもしれません。しかし「賢くなったんだ」と成長を喜び、赤ちゃんに向き合うのもいいのではないでしょうか。
人見知りのハプニングは、大きくなると良い思い出話になりますよ。
【参考・画像】
※ 赤ちゃんの「人見知り」行動 単なる怖がりではなく「近づきたいけど怖い」心の葛藤 – 国立研究開発法人 科学技術振興機構
※ altafulla 、 Andrey_Chuzhinov / Shutterstock
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