「ミスター・ジェントルマン」マッシュHD傘下でスケールアップ、路面店出店を視野に

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2017年07月23日 20:24  Fashionsnap.com

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マッシュホールディングス本社で開催された展示会 Image by: マッシュホールディングス
デザイナーのオオスミタケシと吉井雄一が手掛けるメンズブランド「ミスター・ジェントルマン(MISTERGENTLEMAN)」が、マッシュホールディングス(以下、マッシュHD)の傘下入りをしてから初めての新作展示会を、マッシュHD本社で開催した。2階のフロア全面を使用して発表した2018年春夏コレクションは、先シーズンの3割増となる約250型で構成。マッシュグループとしては初のメンズ事業となり、互いの強みを活かして直営店の出店や海外展開、メンズコスメ事業などの強化を目指している。

 ミスター・ジェントルマンは現在、青山のカフェ&デリ「パリヤ(PARIYA)」の2階に旗艦店を構えているが、新たな旗艦店として路面店の出店を視野に入れている。場所などは検討中だが、時期は1月から展開を開始する2018年春夏シーズンを目処に考えているという。海外ではアジアで卸展開をしているが、新たに旗艦店を構えて直営店を中心に展開を広げていく見通し。また、マッシュHDのノウハウを活かし、メンズコスメ分野にも意欲的に取り組んでいきたい考えだ。
 ブランドコンセプトはこれまでと変わらず「NEW YOURS」。日常的なベーシックスタイルを追求し、ディテールやシルエット、コーディネートにひとさじの違和感を加えることで生まれる「ポストモダンクロージング」を提案している。豊富なカラー展開も特色のひとつで、2018年春夏コレクションはペールトーンなど爽やかな色彩や、PVC素材のディテールなどを取り入れている。ボトムでは「ディッキーズ(Dickies)」、バッグでは「アウトドア プロダクツ(OUTDOOR PRODUCTS)」といったブランドとコラボレーションした新作を発表。今回はウィメンズシューズブランド「サキアス(SAKIAS)」と初のメンズシューズを制作した。展示会の開催期間中はマッシュHD本社1階の食堂で、同じく傘下となったパリヤの初披露もかねて、新作コレクションのイメージを食で表現した特別メニューが来場者に提供された。
 マッシュHDは今年6月にアパレル事業を手掛ける巴里屋と飲食デリ事業を手掛けるPARIYAの2社を買収し、子会社化。8月中をめどに2社を統合する予定で、統合後は代表取締役会長にマッシュHDの近藤広幸代表取締役社長、社長に吉井雄一・巴里屋社長が就く。
■MISTERGENTLEMAN:新作の2018年春夏コレクション全ビジュアル
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