ネット版の日刊スポーツによると、タレントの梅宮アンナ(44)が、自分より稼ぎが少ない男性をバカにしていたという過去を反省した……らしい。どこで、どんな経緯で、どう反省したのか、詳細は以下のとおり。
梅宮は7月18日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)に出演。16日放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)でレイザーラモンHGと住谷杏奈夫婦が告白した夫婦間の出来事についてコメントした。
(中略)HGの人気が衰える一方でコスメやファッション関連の実業家として成功した住谷は、夫婦の収入が逆転すると、夫への暴言を吐くようになり、夫婦関係が壊れていったと告白。
このエピソードに梅宮は「けっこう自分がお金を稼いでしまうと、男の人をバカにしちゃうことがある。結婚してる時もそうだった」と明かし、「暴言も吐いちゃった。『人としてどうか』って」と、人格否定までしてしまったことを反省。男女関係が円滑に続くためには「女があまり稼がないほうがいいと思う」と持論を展開した。
……のだそう。
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そういえば、最近梅宮アンナってテレビでもネットでもあんまり見かけないな……と思いきや、こんなところで、そんなピントのズレた発言をなされていたんですね。ダメだこりゃ……。
いや、「反省すること」自体は素晴らしい。若かりしころは、妻やカノジョより稼ぎの少ない男をついつい小馬鹿にしてしまうことだってあるだろう。むしろ、現状の日本社会では“スタンダードな視点”なのかもしれない。
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しかし! ここからがいただけない。「女があまり稼がないほうがいいと思う」って……そりゃ違うだろ!
私は、
「男と女、どっちの年収額が多いか──みたいな些末な問題をおたがいが徹底して気にとめないこと」
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こそが「男女関係を長く円滑に続ける一番のコツ」だと考える。
「男は女より稼ぐのが当たり前」なんて、女性側からすれば「ありきたりな既成概念」、男性側からすれば「ちっぽけなプライド」に縛られてはいけない。稼ぐ額面の少ない側が家事や育児の分担を多めに引き受ければよいだけの話ではないか。また、仮にどちらかの収入が、家庭を充分に補えるほど十分に上回った場合、そのときは専業主婦もしくは専業主夫の選択だってあり得る……ただそれだけのことなのだ。
もちろん、お金はあればあるほど私だって嬉しいので、一生をともにする覚悟のある伴侶がいるなら、二人で力を合わせ、少しでも“合算した生涯賃金”を増やしたい。稼げる女性が「女があまり稼がないほうがいい」と、わざわざその能力をセーブ、封印してしまうのは単純にもったいない。大切なのは、相手の才能を冷静に見極めること。そして、その見極めた才能を男女の従来の役割に囚われず、公私ともども最大限にフォローし合うのが、21世紀における“理想のカップル像”なのである。
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