『ひよっこ』のシシド・カフカ、本職のドラマーとしての顔は「なんともセクシー」

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2017年08月14日 16:01  週刊女性PRIME

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シシド・カフカ

古舘プロジェクト所属の鮫肌文殊、山名宏和、樋口卓治という3人の現役バリバリの放送作家が、日々の仕事の中で見聞きした今旬なタレントから裏方まで、テレビ業界の偉人、怪人、変人の皆さんを毎回1人ピックアップ。勝手に称えまくって表彰していきます。第28回は鮫肌文殊が担当します。

シシド・カフカ 様

 今回、私が勝手に表彰するのは、現在、視聴率的にもネット的にもバズりまくりのNHKの朝ドラ『ひよっこ』の久坂早苗役で、お茶の間ではもうおなじみのシシド・カフカさんである。

 メキシコ生まれの帰国子女。身長175センチ、スラリと伸びた長身を生かした女優・モデル業の他に、この絵に描いたようなクールビューティーには、ミュージシャンとしての顔もある。実は、TVのバラエティー畑で働く私と彼女との間に今年の春、奇跡的に接点があった。

 3月28日、NHKの関西ローカルで放送された特番『どらむでクッキング♪』。

 タイトル通り、NHKの老舗プログラム『きょうの料理』とドラムプレイがコラボ。公式ホームページの番組紹介「食材刻んで、リズムも刻む」「料理の基礎をドラムのリズムで学べちゃう、これまでにない新しい教養エンターテインメント番組」「包丁やフライパンの使い方、野菜の処理や調味料のはかり方、火加減の調整まで」「シシド・カフカさんがドラムのビートでサポートします。千切りにピッタリのリズムって?フライ返しがうまくいくビートって? 『料理』と『音楽』という前代未聞の科学変化をお楽しみ下さい」を読んでも内容がいまいち想像できないと思う(笑)。

 NHK大阪局が若手ディレクターに「好きなことやってみろ!」と用意した実験枠で放送され、あまりのシュールさにオンエア直後は「なんだコレ!?」とネット界隈がかなりザワついたいわくつきの作品。このアホ企画を考えた総合演出の姜瑛樹ってキレッキレの男が「企画の趣旨を理解してくれるのは彼女しかいない」と連れてきたのがシシド・カフカさんだったのだ。もちろん本職であるドラマーとしてのご指名。

 担当作家として収録現場で打ち合わせもやったのだが、シシド・カフカさんは台本を読むなり「とにかくやってみましょう」。

 知らなかったのだが彼女、裸足になってドラムを叩くんですね。キッチンスタジオの横に設置されたドラム・セットに座るなり、靴を脱ぎだした。なんともセクシーだったなあ。

 あとは料理に合わせて超絶テクでドラミング。くどくど言わない。プレイで魅せる。関西人スタッフ一同から思わず漏れたひと言「姐ちゃん、オットコマエやなあ〜!」

 収録を終え、颯爽(さっそう)と帰っていく後ろ姿。

『ひよっこ』でブレイクする直前、クールビューティーっぷりで魅了してくれた彼女に、「女優もいいけどドラマーでも応援してまっせ」賞を差し上げ、勝手に表彰したい。

 美しかったなあ。もっと現場で話しておけばよかった。反省。

<プロフィール>
鮫肌文殊(さめはだ・もんじゅ)
放送作家。’65年神戸生まれ。古舘プロジェクト所属。『世界の果てまでイッテQ!』など担当。渋谷オルガンバー「輝け!日本のレコード大将」(毎月第2金曜日)、恵比寿頭バー「歌謡曲主義」(毎月第3火曜日)などでの和モノDJ、関西伝説のカルトパンクバンド・捕虜収容所のボーカリストなど音楽活動も数多い。

<鮫肌文殊の最新情報>
●久しぶりに大バコでDJやります!「ボロックス5周年」8月20日(日)クラブチッタ川崎にて。この夏一番のパンクフェス。ガシガシにパンキッシュな選曲で盛り上げるから来てね!
●鮫肌文殊率いる関西伝説のカルトパンクバンド捕虜収容所 24年ぶりの!セカンド・アルバム『GREAT COCK HITS VOLUME2』がいよいよ9月2日全国インディーズ系ショップで発売決定!(詳細は→http://bridge-inc.net/?pid=120453458)「ボロックス5周年」会場で先行発売やります! マストバイ。

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