静岡の病院が「FT外来」を開設

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2017年08月15日 09:02  妊活・卵活ニュース

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妊活・卵活ニュース

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不妊原因の25〜30%といわれる卵管因子
不妊症の原因の1つである「卵管性不妊症」を対象とした治療として最近話題なのが「FT(卵管鏡下卵管形成術)」。そのFT専門の外来を設けているのが、静岡県静岡市にある「JA静岡厚生連 静岡厚生病院(以下静岡厚生病院)」だ。

2017年5月に開設された「FT外来」は静岡厚生病院産婦人科の西原富次郎医師と中山毅診療部長、「俵IVFクリニック」の俵史子院長が中心となって治療に取り組んでいる。

開院は毎週月曜日と木曜日の午前中(予約制)。2016年5月までに10人が治療を受け、うち3人が妊娠に成功したという。

身体にやさしく、日帰り治療が可能
「FT(卵管鏡下卵管形成術)」は卵管鏡やバルーンの入ったカテーテルを、狭くなっている卵管に入れて固定し、バルーンをふくらませたり縮めたりしながら卵管の開通を試みる治療法。

FTによる卵管開通率は90パーセント以上で、その後の妊娠率は約30パーセントという報告もあり、自然妊娠が望める治療法として注目をあびている。

メスなどによる切開を行わないので身体への負担が少なく、治療時間も短いのが特徴。日帰りでの治療が可能で健康保険も適用されている。

(画像はJA静岡厚生連 静岡厚生病院公式ホームページより)

※JA静岡厚生連 静岡厚生病院公式ホームページ

※俵IVFクリニック公式ホームページ

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