光と身体の関係性を探究、田原桂一とダンサー 田中泯によるフォトセッションを公開

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2017年08月15日 19:53  Fashionsnap.com

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Bordeaux-11 1980 105×159 cm (c)Keiichi Tahara
今年6月に逝去した写真家の田原桂一と、ダンサーの田中泯によるフォトセッションを公開する展覧会「田原桂一『光合成』with 田中泯」が、原美術館で開催される。会期は9月9日から12月24日まで。

 2人のフォトセッションは、1978年から「光と身体の関係性」の探究を目的にスタート。光や空気を受け止め自らの身体で表現する田中の姿を、田原は色彩を一切排して光と影のみで表現している。2016年には、過去のコラボレーション作品を写真集「Photosynthesis 1978-1980」にまとめると同時に、36年ぶりにフォトセッションを再開し新作を撮影。展覧会の形では日本初公開となる今回は、1978〜1980年に撮影した作品の中から41点、2016年に撮影された新作から5点のモノクロ写真を展示する。会期中、コラボレーションの締めくくりとして、田中によるダンスパフォーマンスを実施。同美術館でパフォーマンスを行うのは1985年に開催された「第5回ハラアニュアル展」以来となる。
 田原は1971年に20歳で渡仏。光そのものを探究するためにパリを拠点に写真を撮り続け、木村伊兵衛写真賞やフランス芸術文化勲章シュヴァリエ、パリ市芸術大賞など数多くの賞を受賞した。1960年代にモダンダンサーとして活動を始めた田中は、1974年以降は独自のダンスや身体表現を追究。1985年に山村へ移り住み、農業を礎とした舞踊活動を行っている。
■田原桂一「光合成」with 田中泯会期:2017年9月9日(土)〜12月24日(日)会場:原美術館住所:東京都品川区北品川4-7-25開館時間:11:00〜17:00(祝日を除く水曜は20:00まで/入館は閉館時刻の30分前まで)休館日:月曜日(祝日にあたる9月18日、10月9日は開館)、9月19日、10月10日入館料:一般 1,100 円、大高生 700 円、小中生 500 円/原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料/20名以上の団体は一人 100円引き公式サイト
■関連イベント「田中泯 オドリ」第1回 9月30日(土) 、第2回 11月18日(土) 、第3回 12月23日(土・祝) 会場: 原美術館 中庭(晴雨にかかわらず)開場:18:00(17:00〜18:00は準備のため閉館)参加費:一人一回 3,000円(入館料込)、原美術館メンバー及び同伴者 1名まで2,000円*要予約
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