スーペルコパ・デ・エスパーニャ(スペイン・スーパーカップ)のセカンドレグが16日に行われ、レアル・マドリードとバルセロナが対戦した。
敵地でのファーストレグを3−1で制したレアルはスタメンを3名変更。ギャレス・ベイル、イスコ、カゼミーロに代えて、ルーカス・バスケス、マルコ・アセンシオ、ルカ・モドリッチがスタメン入り。クリスティアーノ・ロナウドは5試合の出場停止を科されたため欠場となった。
一方、逆転優勝を狙うバルサも3名を変更。ジェラール・デウロフェウ、アレイクス・ビダル、そして負傷のアンドレス・イニエスタに代えて、アンドレ・ゴメス、セルジ・ロベルト、ハビエル・マスチェラーノが先発メンバーに名を連ねた。
試合は衝撃的なゴールで幕を開けた。4分、高い位置でセカンドボールを拾ったアセンシオが、ペナルティエリア前中央で左足を一閃。GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンも見送るほどの豪快な無回転シュートがゴール左上隅に突き刺さり、レアルが先制に成功した。
幸先よく先制したレアルはその後も主導権を握り、33分にはL・バスケスがエリア手前中央で左足を振り抜くが、シュートは左ポストに弾き返される。38分、高い位置でボールを奪い返すと、マルセロが左サイドからグラウンダーの折り返し。中央でDFの背後から飛び出したカリム・ベンゼマがトラップで浮いたボールを左足ボレーでゴール右に叩き込んだ。
2点ビハインドで折り返したバルサは50分、ジェラール・ピケが負傷したようで、ネルソン・セメドと交代となった。53分、リオネル・メッシがルイス・スアレスからのパスを受けてエリア内左に進入し、左足シュートを放つが、クロスバーに直撃。
レアルは55分、左サイドのマルセロ、中央のアセンシオがダイレクトでつなぎ、エリア内左に抜け出したベンゼマが強烈なシュートを放つが、これはGKテア・シュテーゲンの体を張ったセーブに阻まれた。62分にはコヴァチッチを下げてカゼミーロを投入した。
ゴールが遠いバルサは71分、メッシがエリア手前左から左足ミドルシュート放つが、GKケイロル・ナバスにセーブされる。こぼれ球に反応したエリア内左のスアレスがダイビングヘッドで合わせるが、枠を捉えられない。直後にA・ゴメスを下げてデウロフェウを送り出す。
レアルは74分、アセンシオに代えてテオ・エルナンデスを、バルサは78分にジョルディ・アルバに代えてリュカ・ディニュを入れる。レアルは79分にトニ・クロースを下げてダニ・セバージョスを送り出し、両チームが交代枠を使い切る。
試合はこのままタイムアップを迎え、レアルが第2戦も2−0で勝利。2試合合計5−1で5年ぶり10度目のスーペルコパ制覇を果たし、UEFAスーパーカップに続き、今シーズン早くも2冠目となった。
【スコア】
レアル・マドリード 2−0(2試合合計:5−1) バルセロナ
【得点者】
1−0 4分 マルコ・アセンシオ(レアル)
2−0 38分 カリム・ベンゼマ(レアル)