アメリカ音楽の歴史がわかるSPレコード2万5000枚以上が無料でダウンロード可能に

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2017年08月17日 21:03  Techable

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電子図書館「インターネット・アーカイブ(Internet Archive)」では、19世紀末から1950年代にかけて米国で製作されたSPレコードを対象に、デジタルアーカイブ化をすすめている。
・20万枚以上のSPレコードをデジタルアーカイブとして保存
“78rpmレコード”とも呼ばれるSPレコードは、天然樹脂「シェラック」を原料としているため、もろくて衝撃に弱く、1950年代頃から急速に普及したLPレコードよりも古い規格ゆえ、これに対応するレコードプレーヤーが年々、少なくなっている。

そこで、「インターネット・アーカイブ」は、所蔵する20万枚以上のSPレコードをデジタルアーカイブ化しようと、音声アーカイブの専門企業「George Blood LP」やニューヨークの音楽図書館「ARChive of Contemporary Music」と提携し、「グレート78プロジェクト(The Great 78 Project)」を立ち上げた。

「インターネット・アーカイブ」の公式ウェブサイトでは、ジャズやブルース、ハワイアンなど、多ジャンルにわたり、SPレコード2万5000万枚以上のデジタルデータがすでに公開され、誰でも無料でダウンロードすることができる。
・ゲームやアートブックなどもデジタルアーカイブ化
「インターネット・アーカイブ」では、これまでに、パブロ・ピカソらのアートブックのほか、1970年代から1990年代に開発されたビデオゲームもデジタルアーカイブ化して、オンラインで公開してきた。

これらのプロジェクトと同様、「グレート78プロジェクト」は、SPレコードに収録された数多くの作品を半永久的に保存するのみならず、デジタル化によって検索性を向上させ、パブリックドメインにすることで、これらを万人に広く開放している点が秀逸だ。

The Great 78 Project

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