進学のために家を出る息子、2枚の写真で“父への感謝”を伝える(米)

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2017年08月18日 22:54  Techinsight Japan

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初めての幼稚園も大学の寮へ引っ越す日も横には父が…(画像は『Charles Brockman III 2017年8月14日付Twitter「From the first day of kindergarten to college move in. Thank you dad.」』のスクリーンショット)
高校を卒業し親元離れて大学に通う息子を送り出す父は、息子が幼稚園の初日を迎えた日と変わらず、いつも温かく成長を見守っていた。家族の絆を感じさせる心温まる写真が息子のツイッターに公開されるとたちまち拡散したことを、『Inside Edition』『Dallas News』『People.com』など複数のメディアが伝えている。

チャールズ・ブロックマン3世さん(17歳)は、6月に米テキサス州プレイノにあるプレイノ・シニア・ハイスクールを卒業し、9月からはこれまで暮らしてきた親元を離れミシシッピ州立大学に通うことになった。

一人っ子で常に両親との仲の良い関係を築いてきたチャールズさんは、このたび父のチャールズJr.さん(55歳)と連れ立って歩く後ろ姿の2枚の写真をツイッターに投稿した。

1枚目はチャールズさんが初めて幼稚園に入園した日で、チャールズJr.さんは息子の姿を見つめながら隣を歩いている。まだ幼いチャールズさんと父との身長差は明らかだ。しかし2枚目の写真には父親に身長がもうすぐ追いつくであろうチャールズさんの姿があり、父は大学の寮へ引っ越す息子の姿を昔と同じように見つめながら横を歩いている。2枚の写真を見比べると、10年以上の年月が流れたもののチャールズJr.さんのドレッドヘアは変わらず、また息子を想う父の愛も決して色褪せていない様子がうかがえる。

チャールズさんはこれらの写真以外にも母のシェリーさんと3人で撮った家族写真を投稿しており、「僕のためにいつもそばにいてサポートしてくれた両親に感謝。両親がいなかったら自分はここまでやってこれなかった」と感謝の気持ちをツイートした。

また『Dallas News』の取材でも「僕のことを陰となり日向となり全力で支え続けてくれた両親が、今もこうして健在であることを嬉しく思う。世の中にはそんな親ばかりじゃないからね。親元を離れたという実感はまだないけれど、きっとすぐに寂しくなると思うよ。今の僕があるのは両親のおかげなんだ。でも、これからは自立してもっと成長していかなきゃね」と語っているチャールズさんだが、一方で父のチャールズJr.さんは、親元から巣立ってしまう一人息子に対して嬉しいと同時に寂しくもあるのだろう。「あっという間に時が経ってしまって、なんだか悲しい気持ちもあるね」と複雑な心境を口にしている。

チャールズさんの夢は、いつかオリンピックで走ることなのだそうだ。花形ランナーとして頑張っている彼は、大学では放送ジャーナリズムとコミュニケーションを専攻するという。

親に感謝の気持ちを示すことを恥ずかしがったりする10代も決して少なくないだろう。しかしチャールズさんは「僕のようにこれから実家を離れる人たちは、今の親との時間を楽しんでおくべきだし、親が生きている間に感謝の気持ちを伝えるべきだと思う」と明かしている。彼のツイッターには「なんて素敵な写真なの!」「投稿を見て気持ちが明るくハッピーになったよ」「これからも頑張れ」「心温まるツイートをシェアしてくれてありがとう」といったコメントが寄せられている。

画像は『Charles Brockman III 2017年8月14日付Twitter「From the first day of kindergarten to college move in. Thank you dad.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

このニュースに関するつぶやき

  • 来年は我が身…そういえば昨日、NPRで女優のアン・ダウドが、去年、娘を大学に送っていった時の心境を語っていたけど、子供の大学入学は多くの親子にとってあらゆる意味での”卒業”を意味するんだろうなあ…
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