オリの高卒新人・山本、快投デビューも…代わった岸田が2球で同点被弾

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2017年08月20日 15:31  ベースボールキング

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◆ 好投の19歳右腕、勝利投手の権利持って降板も…

 オリックスのドラフト4位ルーキーの山本由伸が20日、プロ初登板初先発となったロッテ戦で、5回7安打1失点の快投デビューを見せた。勝利投手の権利を持ち、2−1の6回から2番手・岸田にマウンドを譲ったが、ベテラン右腕は先頭の5番角中に同点被弾。この瞬間、山本のプロ初勝利はお預けとなった。

 高卒新人とは思えぬ堂々たるマウンド捌きだった。山本は初回、不運な安打もあり一死一、三塁のピンチを招いたが、4番ペーニャを空振り三振に仕留めたあと、続く角中は捕ゴロに打ち取った。

 1−0の2回は先頭の6番中村を三振に退けたあと、続く根元は左飛。この回は簡単に二死を奪ったが、8番田村にカウント球の直球を左翼席へ運ばれた。

 1点を失ったものの、3回以降も140キロ後半の直球を軸に安定した投球を展開。カーブ、スライダーもしっかり制球され、4回は連続三振を奪うなど、この試合初めて3者凡退で切り抜けた。

 2−1の5回は、初めての四球などで一死満塁のピンチを招いた。打席には代打・井口を迎え、3ボール1ストライクと苦しい状況。しかし、続く5球目にスライダーを投じ空振りを奪うと、最後もスライダーを選択し、打球はボテボテの三ゴロ。これが5−2−3と転送され、最大のピンチを併殺で切り抜けた。

 19歳右腕は5回82球を投げ、7安打6奪三振1四球と堂々たる内容。1点リードを保ち勝利投手の権利を持って降板したが、6回に登板した2番手・岸田が、先頭の角中に同点被弾。山本のプロ初勝利は、わずか2球で消滅した。

 それでも2−2の7回裏、オリックスは6番中島が8号ソロを放ち3−2で勝利。7回表を無失点に抑えた3番手のヘルメンが、来日初白星を手にした。

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