パリ・サンジェルマンに加入したブラジル代表FWネイマールが、リーグ・アン第3節トゥールーズ戦後にインタビューに応じ、古巣であるバルセロナの幹部を痛烈に批判した。大手メディア『ESPN』が報じている。
第2節では1ゴール1アシストと鮮烈なデビューを飾ったネイマール。今節もスタメンに名を連ね、ホーム戦初出場を果たした。そして2ゴール2アシストを記録し、PKを獲得するなど圧巻の活躍。2点を奪われたものの、大量6得点を決めたPSGは3連勝となった。
試合後、ネイマールはフランステレビ『Canal+』のインタビューに対し、「ホームスタジアムのパルク・デ・フランスは素晴らしい雰囲気だった。サポーターの応援はもちろん、チームメイトのプレーも素晴らしかったし満足している」と喜びのコメント。
「PSGでのプレーを楽しめているよ。でももっとフィジカル面を向上させたいし、チームになじみたい。もっと上手くなれるはず」と更なる活躍を誓った。
一方で古巣であるバルセロナの幹部については、痛烈に批判。スペインテレビ『デポルテス・クアトロ』の取材に対し、厳しい口調でフロント陣を非難した。
「僕が言える立場にいないのは分かっている。でも正直、彼らには本当にがっかりしている」
「あのクラブで4年間プレーしたけど、ずっと幸せだった。入団した時から退団するまで、ずっとね。でもそれは決してバルサの幹部の人達のおかげではない」
「個人的には、彼らがバルセロナにいるべきではないと思う。皆も感じていることだと思うけど、バルサはもっと彼らよりも価値のあるクラブだ」
ネイマールの移籍を巡っては、巨額の移籍金でネイマールを引き抜かれたバルセロナ側が、PSGへの“報復措置”として、移籍証明書発行に関するプロセスを遅らせているのではないかとの憶測がフランスで流れたことも。真相は分かっていないが、ネイマールが何らかの理由で不信感を抱いたことは間違いなさそうだ。
また、バルセロナの元会長であるジョアン・ラポルタ氏は自身のツイッターで、現会長のジョゼップ・マリア・バルトメウ氏について「(アルゼンチン代表FWリオネル)メッシが楽しくプレーする姿を見たいなら、バルメトウが辞めるしかない」と名指しで批判するなど、現在のフロント陣に対して様々な疑問の声が挙がっている。
「大事な元チームメイト達が辛い顔をしてプレーしている姿を見るのは悲しい」と語ったネイマール。「バルサが本来の姿を取り戻してくれるよう祈っている」と、“元戦友”達を案じるメッセージを送っていた。