新たなテレビドラマ候補にしたい!? 実在した「海パン刑事（デカ）」

海パン刑事（デカ）？ すわ！ ２時間ドラマとかでありがちな「〜刑事（デカ）」モノシリーズのニューバージョンか!?　……と思いきや、なんと!!　実在する刑事（デカ）らしい。

 

毎日新聞がネット配信した記事である。タイトルはコレ！

 

「＜福岡県警＞ビーチにほえろ！ 海パン刑事　置き引き警戒中」

 

おカタいメジャー系全国紙にしては、なかなかの頑張りでウイットを利かせている。「ビーチにほえろ！」って……（苦笑）。どーいう刑事（デカ）なのかと言えば、こーいう刑事（デカ）であるらしい。

 

海水浴客を狙った置き引きが多発し、福岡・東署が福岡市東区の奈多海岸に水着姿の私服警官を初めて投入している。これまでに窃盗未遂容疑で男２人を現行犯逮捕するなど成果は上々だという。

（中略）８月11日午後、奈多海岸では、バーベキューや海水浴を楽しむ家族連れらでごった返していた。その中に水着やタンクトップ姿で音楽を聴きながら日光浴をする若者グループの姿があった。一見、海水浴客のようだが、実は東署の捜査員。この日は14人が、不審者がいないか周囲に警戒の目を光らせていた。

（中略）同署の正木一博生活安全課長は「夏の楽しい思い出が犯罪被害に遭って台無しにならないよう全力を尽くしたい」とした上で「貴重品は防水ポーチに入れて身に着けたり、見張り役を置いたりしてほしい」と注意を呼びかける。

 

じつに心強くて頼もしい話ではないか。前にcitrusでも書いた記憶があるが、昨今の私服警察官の“変装”能力は、我々一般市民の想像のはるか上を行き、一度、私が池袋のパチンコ屋で爆負けして途方に暮れながら地下道を徘徊しているときに職質された捜査員は、キャップをかぶった茶髪で腰履きジーンズ＆ナイキのスニーカーといった、まるでラッパーみたいなB-BOY風のチャラいアンチャンだった（チャラいアンチャンがニセモノの警察手帳をかざしていたずらしているのか……と真剣に疑った）。

 

おそらく、今回の海パン刑事（デカ）たちも、（本物の）海水浴客以上に海水浴客っぽいチャラいチンピラ臭を、外見からかもし出していたに違いない。もしかすると、タトゥーシールくらいは貼っていたかもしれない。ギャルチックで巨乳なビキニ刑事（デカ）だって数人は混じっていたかもしれない。だとすれば、下手なAKBなんかのビキニ姿よりず〜っとお宝な、貴重すぎるワンシーンだと言えよう。

 

それにしても、「刑事（デカ）」ってえのは、なぜこんなにも語呂が良く、どんな間抜けな単語とでも相性が抜群なんだろう？　過去にあった「〜刑事（デカ）」モノドラマの秀逸なタイトルを、パッと思いつくだけ挙げてみても、

 

あぶない刑事（デカ）・貴族刑事（デカ）・ラーメン刑事（デカ）・温泉刑事（デカ）・スチュワーデス刑事（デカ）・ママチャリ刑事（デカ）

 

……と、キリがない。たしか、DJポリスってのもいたよなぁ。ドラマじゃなくて本当に……だったが。あと「デカ」じゃなくて「ポリス」だが。

 

いっそ、海パン刑事（デカ）もドラマ化してしまったらいかがだろう？　主役は伊藤英明あたりで。アキラ100％とかを刑事（デカ）の一人に、まさかの大抜擢するのもアリな気がする。舞台がビーチやプールだけに限られてしまうので、設定的には多少無理があるんだけれど（笑）……それはそれで水着のネエチャンやイケメンがいっぱい登場したりして、それなりの視聴率を稼げる可能性もなくはないのではなかろーか？

 

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