エヴァートンに所属するFWウェイン・ルーニーが23日、イングランド代表引退を表明した。
ルーニーは自身の公式サイトで声明を発表。「今週、ガレス・サウスゲート監督と話し合い、またイングランド代表に招集したいと言ってくれたんだ。とても感謝しているよ。でも、長い間、真剣に考えた結果、ガレスには代表引退を決めたことを伝えたんだ。本当に難しい決断だった。イングランド代表でプレーすることは特別だった。選手や主将として選ばれたことは、とても名誉なことだ。僕を支えてくれたみんなに感謝したい。でも今が引退のときだと信じている」とコメント。
「マンチェスター・U退団は難しい選択だったが、エヴァートン復帰は正しい決断だった。今は全てのエネルギーをエヴァートンに貢献するために使いたい」と説明し、「これからもイングランド代表のファンでいるよ。少ない後悔のうち、イングランド代表の一員として大会で成功できなかったのは残念だ」とつづっている。
https://twitter.com/WayneRooney/status/900329187923329028
現在31歳のルーニーは、2003年2月17日にオーストラリア代表との国際親善試合でイングランド代表デビューを飾った。17歳と111日での代表デビューは当時の最年少記録だった。同9月6日には、ユーロ2004予選のマケドニア戦で、17歳317日で初ゴールをマークし、代表最年少得点記録を更新した。
その後、ユーロ2004、2006年ドイツ・ワールドカップ、2010年南アフリカ・ワールドカップ、ユーロ2012、2014年ブラジル・ワールドカップ、ユーロ2016に出場。2009年11月14日には行われた国際親善試合のブラジル代表戦で、初めてキャプテンマークを巻いてプレーし、2014年8月にスティーヴン・ジェラード氏から主将を引き継いた。
同年11月には史上最年少でイングランド代表100試合出場を達成。2015年9月には、通算50得点をマークし、ボビー・チャールトン氏を抜いて代表歴代最多得点記録を更新した。約14年の代表キャリアで通算119試合に出場し、53ゴールを記録した。